いしる漬


 母の妹夫婦が能登の旅館「加賀屋」に宿泊したそうです。
 なんでも“プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選”で連続一位を取り続けている名旅館ということで、なかなか予約が取れないんですって。


 こんな風にお迎えしてくれるらしくて、叔父が感動のあまり泣き出してしまい叔母は大変恥ずかしい思いをしたそうです(笑)。
 ソコのお土産に頂いた『いしる漬』です。

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 干し大根にスルメや昆布を加え“いしる”で調味した漬物。
 甘辛くパリパリとした大根の歯ざわり、海産物の旨みがゴハンに良く合います。お茶漬けしてもグ〜♪でしょう。
 でも加賀藩の紋が入ったこのパッケージ、ショッキング・ピンクだけはカンベンしてよ…。

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  • ちょっとだけ“いしる”のウンチク

 能登の名物「いしる」は新鮮なイカを原料に塩漬けして発酵させたもの。
    ・秋田の「しょっつる」(ハタハタが原料)
    ・四国の「いかなご」(イカナゴが原料)と並ぶ三大魚醤の一角を担う調味料。
 東南アジアの黒潮文化圏では同じ製法の調味料が発達していて
    ・タイ = ナンプラー(小海老が原料)
    ・ベトナム = ニョクマム(小魚が原料)
    ・フィリッピン = バティス( 〃 )
 といったものが代表です。どれも庶民の日常的な調味料として、料理に個性を与えています。
 塩分は強いのですが発酵アミノ酸の威力は強力で、コレなしでの調理は成立しない程です。