二日続けてハンバーグはヤダよぉ、と言っても聞かないお嬢ちゃま。スーパーで見つけてしまったドーナツ型ハンバーグに、彼女は昨日の夕食への夢を熱く語った。
真ん中に玉子を落として焼けばカンタンに魅力的なオカズが出来上がる、という忙しママのヘルパーさんはコドモのハートをがっちり捕らえて離さないようだ。
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製品のパッケージ写真と同じではボクのプライドにかかわるので、ちょっとだけ工夫してみよう。
“メガ・マック”風にズド〜ンと積み上げる、というアイデアはすぐに浮かんだが、それだけでもネぇ…
そこでタマネギ（また玉葱かよ）や人参をソテーしたものを間にはさむ、というガサ増やし系の手段でよりゴーカな仕上がりを目指す。
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食べる時は中央からナイフを入れバックリと四つ割にする。カワイク盛りつけた料理は見るも無残に崩れ去る。
やはり既製品の弁当オカズ類ハンバーグはみんな似たような味だ。ソース類のお助けがなくても食べられるようにスパイシーな味付けが施されている。
奥サマとボクはマスタードやホットソースのチカラを借りて「やっぱね〜…」などと少し眉間にシワを寄せつつも食べたのだが、帳本人のお嬢ちゃまは「美味しい♪」と嬉々とした表情。
コドモはこんなもんか…という部分もあるが、いつも作ってやる自家製のハンバーグは「じゃあ一体何なの？」というモヤモヤした気持をぬぐい切れない。
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シャルトロン
ACボルドー2004 赤FB
若干くすんでみえるガーネット色はエッジに美しいすみれ色を輝かせる。
森の香りがいっぱい詰まったボディーに、干しあんずやラズベリーの香りがさりげなく添えられている。
なめらかに拡がる酸味とタンニンがとても心地よいワインだ。
ロックフォールやガーリックの効いたソーセージなどクセの強い相手にも柔軟に対応する実力を備えているが、決して無難なワインという意味ではなく正統派として高く評価したい、という思いを固くした。
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