タコのカルパッチョ  

 暖房の効いた部屋で冷たい食べ物や飲み物…ゼイタクな話ではあるが冬ならではの楽しみでもある。夏とは違った工夫でさっぱりし過ぎないカルパッチョを作ってみた。



 牛肉などを使えばもう少しオカズっぽくなるのだろうが、役者がタコではやはり酒の肴にしかならない。タコをバカにしているワケではなくタコでなくては出来ない演技もあるのでお呼びもかかるのである。
添える野菜はフツーは生を用いるが、ボクにとっては初の試み…というより思いつきなのだが冬の胃袋にも優しい冷製惣菜にチャレンジしたワケだ。
   ◆◇◆◇◆
 用意するものは玉葱とナス、おきまりのニンニク&鷹の爪。
ナスは適当な太さの細切り、玉ねぎは油やソースの吸いをよくするためにヨコ切やや厚めにカットしておく。
オリーブオイルにニンニクと唐辛子を入れて香りが出たら茄子を先にソテーしはじめる、玉ねぎは後からね。しっかりとナスに火が通ったらタマネギを加えさっと仕上げる。
 いつまでもクタクタやらない事、余熱で火が入るので投入して一度返したらすぐ火を止めてしまうくらいで丁度宜しい。そうすれば玉葱の食感と甘すぎない旨みが味わえる。
   ◆◇◆◇◆
 盛りつける皿に移し常温程度まで冷ましておく。冷蔵庫に入れる必要はない。
タコのスライスをざっとトッピングし、バジルやペッパーを効かせたソースを回しかけて出来上がりだ。
簡単に言うと「冷めた野菜炒めの上にタコ刺のせドレッシングがけ」ってなコトになるのだろうが、そう云ってしまうとちょっと悲しい残り物テキ雑っぱ料理みたいで、コレはあくまで「カルパッチョだ!」と言い張るコトにしたい。
   ◆◇◆◇◆
お味はもちろんエクセレント。ビールや白ワインがサイコーで〜す♪なのだが、やや冷やした赤も悪くない。
ペペオイルでソテーしてある野菜が夏場の料理と違うエネルギーを実感させる。

 今回は実験テキな意味もあったので玉葱とナスだけでやってみたが、セロリや人参も加えて…茄子をズッキーニに変えたりといったアイデアもOKか…味の攻撃範囲を拡大してやるのもいいだろう。
タコ以外のトッピングの素材で料理の方向性がグッと変わるのも面白そうではないか。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨日の夕方
いくつもの飛行機雲
夕闇の深まりに流れ消えゆく


TAMRON A16 / Nikon D300 2007.12.06. 16:19 Fujinomiya


   ◆◇◆◇◆


今朝の富士山です
大きな雲塊が山頂に居座っています


AF-S DX NIKKOR 18-70mm 3.5-4.5G ED / Nikon D300
2007.12.07. 07:26 Fijinomiya