シーフードのスープカレー

北海道発信のスープカレーは外では一度も食したコトはないし、自宅でも本格テキに作ってみた経験はない。

ビンボだった大学生のコロに鍋にわずかに残ったカレールウが惜しくてコンソメスープで溶かして飲んだなぁ…などと思い出しながら今回作ったのは、残り物のカレーを数種類チミチミと冷凍保存してあったのを利用したからだ。
どうせシーフードからはたっぷりと旨みが出るし、何もカレールウにさほどのコダワリを持つ必要はなくマゼマゼしてスープに加えてしまえばいいのよ。
二種類の貝と海老・イカ…魚が加わればブイヤベースになってしまう位いいダシの素材がそろい、下茹でした野菜たちが合わせられるのを待っている。そう、じゃが芋や人参などは先に蒸して火を通して置いた方がスープがクリアに仕上がって美味しいのだ。
だいたい海鮮類は加熱しすぎると硬く小さくなってしまうしクサミも出やすい。ベースが出来上がったら野菜とシーフードを加えサッと煮込む程度が一番よろしいようなのである。
清里で購入してきたメイクインをたっぷり使ったからオナカはいっぱいになったし、意外に白ワインを引き立ててくれるスープ料理だったが、パンを買っておくべきだった…と少し後悔した昨晩なのである。
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シャトー・レ・ゾード・スリエール
ACガイヤック 白・MD
モーザック60%
ロアン・ドゥ・ロイユ35%
ソーヴィニヨン・ブラン5%


聞き慣れない葡萄品種である通り個性的な味わいだが嫌な部分は全くない
それどころかナッツやドライフルーツの香りと柑橘系の酸味が柔らかくアタックしてくる
ピーチのような余韻も秀逸
シーフードにはズバリのワインだった