ポン酢かゴマだれか『とんしゃぶ』


メガーヌは二度目の車検を迎えた。昨日は入庫のためにルノー静岡南の整備工場に連れて行っていくつかの項目をお伝えしてきた。
時々なのではあるがガツンとしたシフトショックがあることやロードノイズが若干大きく感ずるようになったこと、テールレンズ内の水滴発生などである。ATFの交換とソレノイドバルブの点検もお願いして、アトは今の所大きな問題はないようだし…。
いつもは絶対に乗りたくない代車ばかりだが、今回はこんなシロモノがあてがわれたのね。VOLVO850GLE、2.5リッターの5気筒FFモデルで運転してみたカンジは悪くない。しっかり造られたサルーンで快適で落ち着いた乗り心地なのに運転する楽しさもちゃんとあるのはサスガに北欧を代表するメーカーのクルマなのである。


ゴゴイチの約束で伺ったため、お昼ゴハンはそのアトになってしまった。先般からコマーシャルで知り「ちょっと食べてみたいにゃ〜♪」と思っていたモスバーガーへ寄ってみた。
結構な降雨で駐車場から入口へは小走りになって急いだワケなのであるが、店舗ドアの脇には「あいにくの雨の中、ワザワザのご来店ありがとうございます…」といったイミの挨拶文が“手書き”で掲げられておりチョット感心してしまったのよ、ボクは。フツーそうしたモノはいかにもマニュアルっぽくてイヤらしく感じるものなのだが、フシギと昨日はそうした感情は芽生えなかったのだな。

注文受付カウンターのワキには黒板に「本日のモスの野菜」とタイトルした一覧が掲示され、提供する食材に対する安心感を具体テキにアピールしている。
生鮮野菜は季節や天候によって出来不出来もあり安定した仕入れを行うのはナカナカに困難を伴うモノであるのだが、煩雑なトレースをこうしたカタチで客に告知継続するのは忍耐強さはもちろん正確な情報収集能力も必要で、ココを大手チェーンとの差別化ポイントに設定しているのだろう。
さて肝心なお味は…やっぱり“作りたて提供”がウリのモスだけあって美味しいのはアタリマエで、久し振りのモス体験にコーフン気味のボクなのである。
少し留意したいのはこの商品はハンバーガーではなく「ハンバーグサンド」となっている点だ。国産牛豚100%のパティは厚みもありしっかりハンバーグと呼んでも許される90gのボリュームがバンズからハミでる姿に納得なのね。
刻みキャベツにトマトデミソースという組み合わせがハンバーガーとの違いを強く意識させる代償として「もう少しスパイシーだったらなぁ」という思いに至ってしまうのは仕方のないコトか。
リッチで美味しいんだけど、やっぱりボクはフツーのモスバーガーの方がスキかな…もしかしたらマヨネーズのマジックにヤラれてるだけかもしれないけど。


昼食も終えて小一時間のドライブで我が家に帰るワケなのだが、おっと忘れてはいけないのは夕食材料の買い出しね。昨日は富士のハイソ系スーパーに立ち寄ってみた。
素晴らしい食材に目移りしてしまってコマッタちゃんも「国産豚特選バラスライスしゃぶしゃぶ用」に決意のトキがきた。折しも神戸のGからの玉手箱には“京・祇園「十二段家」秘伝しゃぶしゃぶのたれ”なるゴマダレも入っていたコトだし…と「とんしゃぶ」にケッテーなのだ。
だいたいゴマダレは牛肉のときに使うものなのだが「ベツに豚肉だって構わないじゃないか」だし、実際食べてみても美味しいものなのよ。このゴマダレはフツーのもののような甘ったるさは全くなく、どちらかというとダシ醤油に練ゴマを合わせたような仕上がりで白ゴマの自然な甘みとイヤラシすぎない香りで上品。とてもGには似合わない京趣味なのである。
たっぷりの青葱に柚子とうがらしを溶いたポン酢と交互に食すヨロコビはなんとも贅沢だし、豚肉の脂の甘みを思いっきり堪能した昨晩だったのである。