茹でイカの「石垣島ラー油」あえ

お〜りと〜り!
石垣の方言で“いらっしゃいませ ”のイミだ。

山口県の蒲鉾を送ってくれた友人はこんなモノも一緒に添えてくれていた。石垣島でちょっと有名なラー油らしいがボクは初めて見聞きする食品で「そんなに辛くないらしい」というコトくらいしか事前情報はなかった。
ラー油と云えばゴマ油に唐辛子…ソレ以上も以下もないと思っていたが、この「石垣島ラー油」はちょっと様子が違う。
そもそも油脂にはサラダ油とオリーブ油を使い様々な香辛料に加えて塩や砂糖まで入っている。と云うコトは“ドレッシング”に近い“合わせ調味料”として捉えたほうがいいかもしれない。
イキなり料理にかけてしまうのはキケンな気がしたので開封後に手にとってナメてみた。ウ〜ム、いい香りだ♪ 
確かにそんなに辛くないし深〜い旨みもある。唐辛子や山椒のピリッとした辛味にゴマの香ばしさがピタリと張り付くように拡がり食欲がモリモリと湧きあがってくる。
コレなら冗談ではなくドレッシングとして生ヤサイに使ってみてもエスニックな美味しさを存分に楽しめるだろうし、餃子のつけダレにすればショボい餃子も極上の一品に変身させてくれるに違いない。
昨晩は茹でたイカを輪切りにしたものをほうれん草の上にあしらい“石垣島ラー油”を試してみた。最初は下品な味になってしまうコトを恐れてチビチビ振りかけていたが、前述の通り辛くはないし旨み香りがスバラシいので意外にたっぷりと回しかけては和えて食す方が逆に美味しかったのである。細かく賽の目に刻んだ生姜がアクセントで、これから出てくる柔らかで小振りな春イカなら輪切りにせず、そのまま頂くと一層美味しく感じる料理になってくれるだろう。


そしてこの翌日、この石垣島ラー油で餃子を食すコトになったのである。



(有)ペンギン食道
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Afternoon,Feb.08.2009.