和の香草で食す『ハンバーグ』

オーヴンの中では焼き色が着き始めたハンバーグがナツメグやガーリックのいい香りをたてていた。切り崩せば迸るであろう肉汁を想うとたまらないキモチになり、冷えたビールがフラッシュバックする。



久しぶりにハンバーグをコネた。前回は某ファストフードの巨大ハンバーガーを自作コピーすると云うなんとも滑稽な暴挙にアソビ半分マジ半分な時間を消費してしまったが「今回はフツーに食してみようぜ」なのだ。
とは云っても梅雨にも入りベタベタと不快な空気感が漂うこのごろでは王道のデミグラスソースだと尚一層の重圧がふりかかってきそうなので、たまたま購入してあった軟白ネギや大葉を利用して“和風ハンバーグ”に仕立てるコトにしたのだよ。



和風ハンバーグと云えば“キノコの醤油あんかけ”や“大根おろしwnth刻み海苔”というテもあるが、ボクはこの“和の香草のせ”が一番スキかな。本当は大葉やネギ・生姜に茗荷や唐辛子も加えればもっとスバラシいモノになるのだけれど…。ネギも根深だけでなく九条葱系の青ネギなどを合わせると複雑な旨みと香りになり、厚みのあるヨロコビに満たされるものなのだ。
ソースは生醤油もヨシ、ダシ醤油ならなおのコト。ポン酢醤油など使おうものならサッパリしていくらでも食べられそうなフンイキとなってしまい、敢えて除外してしまおう…となるワケだ。
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こうしたサワヤカ系も大変結構な一品として食卓を彩ってくれるものの、ある時に蕎麦屋で“冷し蕎麦”を食しているトキにふと気付いたことがあった。
いわゆる皿盛りの“ぶっかけ蕎麦”なのだが、一緒に盛り込まれているモノはオクラやナスといった夏野菜の素揚で「ウ〜ム、ヒラメいちゃったのね♪」なのである。コレはまんまハンバーグに応用できるではないか。
大根オロシや貝割大根・刻み海苔・ワサビなんかも添えて蕎麦つゆで食すハンバーグ、なんともイケてるメイン料理になりそうなのである。







今朝の富士山
カスミに浮かんでいるようです
すっかり雪が少なくなりました

2009.06.28. 04:28 @Mannohara, Fujinomiya-City