-富士宮支部- スーパー橋戸のたい焼屋さん

所用で外出した先日はいつもと違うルートでシゴト場に戻ろうとテキトー気ままにメガーヌを走らせていた。

イナカ町の端っこに位置するスーパーの横を通り過ぎた瞬間、視野の片隅に入ってきたのは“たい焼”の幟旗だ。
「やった〜っ! 部活のチャンス到来っ」
常設ではなく出張販売のようではあるが、まぁいいではないか。慌てて引き返してスーパー橋戸の駐車場にクルマを停めた。う〜ん、なかなかにスバラシいツラ構えをした店舗なのである。お好み焼やタコ焼も併売する典型テキ出張販売スタイルにしては、イラストが描かれたPOPもけっこー凝っていて、ボクはこーゆーお店にう〜んと惹き寄せられてしまうのね。


今や大流行の“白いたいやき”は当然の如くラインナップされていて屋台中央の一番目立つ場所に置かれてはいるが、ボクはフツーのたい焼が食したくて焼きあがりを待つコトにした。
その間にも次々にヒトが訪れては“お好み焼”などのテイクアウトを注文している。大きな幹線道路でもないし周囲は林や畑の多い場所で点在する住宅やアパートの住人をアテにした小さなスーパーマーケットがあるだけの場所なのに、こうしてボクのように「偶然通りかかりました」みたいな様子でもない人々が集まるのは、やはりコチラのお店をアテにしているファンがたくさん居る…と云うコトなのだろう。
提灯に“やきとり”の文字があるのも気にかかって仕方のないトコロだが、そうこうしているうちにたい焼きが出来上がった。おぉ〜っ!ミゴトな羽根つきたい焼ではないか!
もうヤキトリのことなどすっかり消し飛んで一刻も早く貪りつきたいキモチになってしまったのよ。

バリッした羽根がフニャフニャとならないよう気を遣って渡してくれた紙袋は口を開けたままだ。帰りのクルマの車内には甘く香ばしいたい焼きの分子が充満し、途中で食べてしまいたい欲望に駆られる。大丈夫、そんなにアセらなくても家にはスグ着くのだから…
到着し早速その皮を割ってみると、ウ〜ム!素晴らしい小豆あんがカオをのぞかせる。そして美味い! 
このアンコには和菓子屋も真っ青になるだろう。甘み香りともにバランスよくレベルの高い仕上がりに、シゴト場から10分程度の場所にこんなたい焼屋さんがあったのか…と改めて我がリサーチ能力の低さを憂うのである。



いい感じだ。4連が二丁、丁寧に焼き上げては羽根を大切に扱う。
コゲてしまった端部はハサミでチョイと切り落としては均一な風味をキープさせている。
うっかりお店の名前や営業時間を訊くのを忘れてしまったが、火水木だけコチラで販売しているとの事。
もしかしたら記憶違いかも知れないので、近いうちに正確な情報をいただきに上がりたい。
地図


2009.07.10.追記

たい焼「あーちゃん
営業は火・水・木曜日の三日間のみ
10:30〜18:30
美洗館大岩橋戸店の隣)







Sora

5:41AM, June 26. 2009.