アラカブの煮付け

母君などはコマメに煮魚を拵えては旬の魚を楽しんでいるが、ボクと云えばなんとなくメンドーな気がしてけっこー腰が重たいのである。
実際やってみればさほどのコトもなく、サラダなどよりはよっぽどカンタンに調理を終えることが出来て「もっとしょっちゅうやってもいいのではないか…」とその度に思うのだ。


魚はウロコを取ったり内臓を処理したりと確かにテマはかかるものの慣れてしまえばベツにどうと言うほどのものでもなく、刺身でも食べられるくらいな新鮮な一本モノを購入してはそのように下処理して調理すれば格別な美味しさが味わえるというものだ。
スーパーの鮮魚コーナーで見つけたカサゴは“アラカブ”と表示されていて、どうやらソレは九州あたりの呼び名らしい。眼もキラキラと輝き身にもハリがあるし、ヒレやウロコに虹のような輝きがあるのは新鮮な証拠だ。「コレだよ、コレコレ!」と早速購入し煮付けにしてみた。
鋭い小骨が多く食べにくいカサゴだが、ホロリと淡白なのに適度に脂ののった身肉はちょっと甘めの煮汁がゴハンのお供に最適なのね。小ぶりな魚体だったのでエンガワは少ししか楽しめない。その代りホオ肉がポロリと取れてきてクチに放り込みモグモグと食すトキのヨロコビといったらもう…





今朝の富士山

5:11AM, September 11. 2009. @Mannohara, Fujinomiya-City

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