蓮華寺池公園… そして焼津で『 カツヲのタタキ丼 』

ヒト様のブログを見て「あ〜コレってまだ撮ってなかった!」と、いつもの遅出しジャンケンみたいなコトをするエロおやぢである。紫陽花に引き続き今回はハスの花だ。
近所に蓮華が自生するような池はないのでパッと思いつくのは藤枝にある「蓮華寺池公園」という場所だ。テレビの地方ニュースでも咲き始めたというナレーションと映像が流れているのを丁度観たので行く気モリモリになってしまった。イマイチのお天気ではあるものの、逆にハスの撮影には向いているかも知れないなぁ…なのである


蓮華寺池公園は県中部・藤枝市にある。先日のサッカーワールドカップで大活躍した長谷部選手の出身地で、ボクの生まれた清水と並び昔からサッカーの盛んな町でもある。

その公園は「花と水と鳥」がテーマの総合公園で総面積約29ha、中心にある池は元々1613年(慶長18年)に作られた灌漑用のため池で周囲1.5km、四季折々の花が彩る美しい公園だ。特に春の桜と藤は見事で多くの人々がソコを訪れては花を愛でながら散策をするなどして楽しんでゆく名所だ。
この公園に来たのはこれで三度目だ。といっても前回はかなり前で5年ほど昔のハナシ、その時は藤の花も間もなく終りというちょっとばかしサエない時期であったので公園内にある博物館で江戸時代の玩具展などを見学しては園内のお店で蕎麦やおでんを喰って帰った記憶がある。
到着すると池の北側にはハスの群生がいきなり拡がっていて大きく美しい紅白の花がいくつも背を延ばしては咲いているのが見える。地下茎で繋がって繁殖する植物なので大きなカタマリとなって水面を徐々に占領してゆくようで、こんなエリアが池に三か所ほどあった。
蓮華ばかりではなく一部には睡蓮もあってハスとはまた違った可愛らしい姿をカメラに収めている人もたくさんいる。
早速ボクもカメラを取り出して撮影を始めたが、小雨がパラつき始め風までもがけっこう吹いてくるのでアップの撮影はなかなかに苦労を強いられた。

先日から咲き始めたばかりなので散ってしまった花は少なく、これから咲くツボミも数多くあってしばらくは楽しめそうだ。花弁を落としたアトの“花托(かたく)”と呼ばれるシャワーヘッドのようなカタチのものはまだ青々としていて、なかなかにコッケイな姿を晒している。
蓮はインドが原産の植物で蜂巣(はちす)にその名の由来を持つと云う。う〜む、そう言えば花の中心部にある花托は蜂の巣にクリソツだなぁ。
仏典には「蓮華(れんげ)」の名で登場し、仏像の台座などにもその形が使われるという有難い花だが、なんとなく抹香臭いイメージがあっていままではちょっと避けていた感のあるボクだが、こうして見てみるとジツに気高く清らかなカンジで素敵ではないか。
梅雨の時期になると水面から花茎を立て早朝に開き、午後3時頃には閉じてしまうらしい。しかも花の開閉を3回繰りした後4日目には花びらが散ってしまうというフシギな生態だ。

蓮の葉の上にコロコロ転がる水滴なども楽しみながら池を一周した。途中には花菖蒲の花壇もあってバリアフリーの桟橋から観察できるようになっているが、菖蒲の季節はとうに過ぎていてタネをつけた楕円のサヤには何種類ものトンボが止まっては翅を休めていた。親水公園あるいはビオトープのような役割も果たしている公園なのだな。
池には鯉や鮒のホカにも例の外来魚もいるらしくルアー釣り以外は禁止されていない。小学生くらいの男の子が鮒を何匹も釣り上げていて、思わず「甘露煮にしてみないかい?」と声を掛けそうになってしまった。
池への流れ込みにはエサも豊富らしく鯉が何匹も集まっていた。おぉ〜、なんだか人面魚みたいなヤツもいるではないか。いちおー写真を撮ったりしたが、このころになるともう蒸し暑くて汗ダラになってしまったボクはどーでもよくなってしまい、早くクルマに戻ってエアコンスースーばかり考えてしまうのであった。

蓮華寺池公園
静岡県藤枝市若王子地内 地図
TEL=054-643-3111


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆




さ〜てモクテキも達成したし、次はハラを満たさないとねぇ…と藤枝市内からオサラバして行く先は焼津だ。前夜ニクをたっぷり食したボクは魚料理が食べたくてシカタがなかったのである。

焼津には新鮮な魚料理を安く提供してくれるお店がいくつもあるが、ランチタイムにはちょっと遅くなってる時刻だったので冒険はせずカタいセンで攻めるコトにした。
そう、以前に食事をしたことのある与作鮨さんに再びゴーなのである。前回は刺身四点盛定食¥840や三食丼¥630を食して大いに満足して帰ったワケであるが、今回はどんなモノにしようかとワクワクなのである。
メニューブックを開くとドレも死ぬほど喰いたい料理食事が並んでいる。キンメの煮つけ定食や南マグロの大トロ握りなんてのにもググッとココロ動かされるが、やはり今時期なら近海モノのカツヲをチョイスするのが正解だろう。しかも好物のタタキでドンブリ… いや〜ん♪コレでキマリじゃん。
ドンブリにアサリの澄まし汁がついて¥680! 参りましたね、この安さったら。特製のタレにサッとくぐらせた鰹タタキにはゴマとアサツキ葱がパラリを撒いてありヨケーな細工は施していない。どーだい、カツヲをどーんと喰ってくれよォ!というメッセージが強力に伝わってくるではないか。
箸でガバッと包むようにカツヲタタキの切り身とゴハンを丸め、あんぐりと開けたクチに運んではモグモグと… う〜んコレコレ!夏はやっぱりコレなんだよな〜なのである。ゴハンとタタキの間にはタマネギのスライスも挟まれていてジツに豊かなお味と食感のハーモニーだ。
サスガにカツヲの水揚げ量日本一の焼津というだけのコトはある。狂ったように平らげてしまった昼メシなのであった。


与作鮨
静岡県焼津市中港2-6-13
TEL=054-629-0873 地図
ACT=07:30-21:00 火曜定休




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