藻塩がキモかな…『 尾道焼きそば 』

たまたまその数日前にテレビ番組で見た“ 藻塩 ”、コレを使った焼そばセットをいただいた。古来からの塩の製法なのでテマヒマかかる上に高価なのであまり一般テキではないが、ホンダワラなどの海藻の旨みが溶け出ていて大層美味しい塩なのだという。
普段は辛口ソース味の焼そばに慣れているので醤油味の焼そばとはどんなモノだろうと食してみたが、コレがなかなかにイケるというか、いつもと違うお味は新鮮なヨロコビがあって楽しかったのである。


塩なのに醤油味…というのは矛盾しているではないか、う〜むゴモットモ。その商品は藻塩仕立ての醤油味というコトで小魚のダシに藻塩を加え醤油ダレの旨味作りを行ったものなのであった。
もっとも「尾道焼そば」といったものがムカシからあったワケではなさそうで、尾道辺りで庶民がフツーに食していた焼そばの方程式がコレなのかと想像する。メーカーさんも「尾道ラーメン」だけではネタ不足だったのかよく考えたものだ。なんとな〜くフツーの食堂でフツーに出されている焼そばといった風情があり、近年流行のコテコテギトギト系濃い〜味の焼そばとは一線を画しているところがボクは気に入った。

面白いのは“イカ天”が添付されていて、完成した焼そばにトッピングして食せ…と指定されていることだった。イカ天といってもソフトでジューシイなものではなく、よくコドモの駄菓子や一杯の肴系カワキモノで売っているあのカリカリしたスルメイカフライみたいなヤツなのである。
コレがまたいいダシになってくれて独特のステータスを生み出し「あ〜瀬戸内の味だ」みたいにカッテなイメージが膨らんでゆく。
メーカーのホームページやその他のサイトを検索しても「尾道焼そばとはコレだ!」といった明確な規定はないようで、テキトーに野菜やニクを加えて作ればよいようなのであった。この味ならモヤシを入れた方が美味しかったかな〜とアトになってちょっと後悔もあったが、まぁそのエッセンスは充分に享受できたように思う。
大切に保管してあったビールと一緒に味わう尾道焼そば… 夏らしいお味で嬉しい夕食なのであった。


株式会社 阿藻珍味(あもちんみ)
http://www.amo-hotline.com/index.htm


サンクトガーレン有限会社
http://www.sanktgallenbrewery.com/





☆ 醤油味、コレはコレで美味しいのよ… コピっちゃおーかな〜、なんて(笑)
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雨の合間に


県内は大雨警報です
ちょっと小降りになった隙に前々から気にかかっていた白い花を撮りに行きました
「芙蓉」の花でした
持ち主がいなくなってしまった庭先に咲き乱れています



Morning, July 30. 2010.                 Original Photo