夏まで待てない! 春の土用丑『うな重』

本来は夏期の滋養強壮をモクテキとして考案された「土用丑の日にはウナギで元気をつけよーぜ!」という習慣なのであって、ソレを春の土用丑にまで拡大解釈するのはおかしいのではないか…という御意見も在るようだ。
あの“恵方巻”と同様、商売人が何でもいいからキッカケを作って売り上げ増大を狙う作戦にまんまと乗せられるのは恥ずかしいことだ、と慎重な姿勢を示すお方もいらっしゃるのである。
いや〜ボクはカンケーないですな、だって先日某旅番組でちょっと色っぽい女優さんが老舗の鰻屋さんで美味そうに食すのを見たりもすれば誰だって食べたくなるってもんさ。「あ〜ウナギ喰いて〜喰いて〜♪」と胸をかきむしっている時にちょうど春の土用丑がやってきた…というだけのコトなのである。

だいいち夏の土用丑だって鰻の蒲焼なんぞを食す習慣が元々あったワケではない。鰻蒲焼の販売不振にあえいでいた江戸の鰻商工組合の理事長が当時売れっ子だったコピーライターの平賀源内氏に泣きついて一発逆転の秘策を授かった…というのが一般テキに伝えられている由来なのであって、仏教の経典や中国古来の教えでもなくタダの商売人が上手いキャッチでヒット商品を生み出し広めただけのハナシなのである。そーゆーイミでは「春の土用丑にも鰻の蒲焼を食しましょ」という養鰻組合のプレゼンテーションだって同列のハナシなのだな。文句あっか〜である。
まあ盛夏の頃に食す鰻蒲焼とは受け取るイメージはかなり違うがそれでも美味いモノは美味いのであって、スーパーで売っているフツーの蒲焼でもお家でしっかり蒸し直して直火でさっと炙ってやると、ほ〜らこの通りかな〜り美味しい鰻蒲焼に蘇ってくれるのよ。
昨日はその春の土用丑、まるで図ったように気温は20℃を超え暑いくらいの日中だった。






☆クリックで応援をお願いします! 「ブロぐるめ!」ランキングに参加ちう〜



東北地方太平洋沖地震義援金
あなたが今スグできること…
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/list/0047.html




今朝の富士山
夜明けはカスミも雲もなかったのにね…



5:57AM, April 29. 2011. @Fujinomiya-City