あぁサラリーマン時代よ…『豚ロースの生姜焼』

外回りの営業技術をしているころは当然のコトながら昼めしは毎日外食なのであった。給料日前などでおサイフの中身がどうであろうと兎に角喰わなければならなかったのでジツにメリハリのある昼食模様、今思い出してみるとそれはそれで楽しかったのだな。

駅前の牛丼チェーン店でダダッと掻き込む超安上がりな昼めしもあれば、江東区あたりの下町商店街の食堂でミックスフライ定食、銀座のインド料理店でカレーセット、埼玉の小都市でステーキチェーンのサーロインランチ、はてまた大森駅近くの小洒落たレストランでビーフシチュウ、新橋でお得な居酒屋ランチ、栃木の老舗蕎麦屋で天ざる… 都内から北関東一円でずいぶんいろいろな食事をしたものだ。
今みたいに喰い物ブログなどを書き散らす立場ならネタには絶対に困ることはなかっただろうなあ。
まあソレナリに収入の多かった時代なので特に酒を含む夕食にはゼイタクをさせていただいたが、昼めしも特別攻撃隊から百姓一揆まで様々なランクが存在していたので、キチンとしたものでなくても構わないから記録をしておけばよかったなあ…と悔やむポケベル&テレホンカード世代である。ケータイのGPSデータつき高品位デジタル画像と文章の組み合わせなどはおろかデジカメでさえ夢にも思わなかった。
ボクは平素の昼食はどちらかというと下町商店街のフツーの食堂のような処で摂るのが気楽でスキだった。定食もあればガラスケースに入ったオカズをチョイスして先会計時にゴハンと味噌汁をアルミの盆に乗せてくれるお店とか、昼めしは¥240の日替わり定食一本勝負という強力庶民派の食堂もあった。
しかしナゼか“豚肉の生姜焼定食”はよく食べた。お店によって使う豚肉の部位・厚みには個性があるし付け合わせのオカズだってキャベツ千切りだけという潔い割り切りを強要する店もあれば、ポテサラつきだったりマカロニサラダだったりケチャスパつきとかトマトの有無、生意気にシェルマカロニなんて使ってる食堂とか… 味噌汁の具の質と量、漬物の有無だけでなく自家製ヌカみそ漬の登場もあれば人工着色激甘給食タクアンのペラペラ薄切り二枚オンリー勝負など、見た目とお味のバリエーションは千差万別。アレを全部写真で記録してあったらめっちゃ面白かっただろうなあ…とまたまた惜しいことをした無念さが募ってくるのだよ。
毎日が給料日前みたいな現在も『豚ロースの生姜焼』をこうしてお家で作って食すとなんだか当時のことが思い起こされて少しキモチがユレたりすることもある。舵をしっかり握っていなかった風まかせの船旅は確かに楽しかったが、オカに揚がってからのツケがすごくてねえ…




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今朝の富士山
うろこ雲になりきれない曇天です



5:51AM, November 03. 2011. @Fujinomiya-City


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Rutarou 北の写真館 】 -札幌の銀杏並木- 2011.10.31.


黄金色に彩られた銀杏もキレイですが
石畳に長く伸びた影が晩秋の午後を強く感じさせてくれますね


札幌の銀杏並木_111031











ラントマンさん
澄んだ青空にバルーンが浮かぶ光景! 楽しみですね〜\(o^∀^o)/
こんにちわ。ここ数日は暑いくらいの好天が続いていましたが、今日はようやく(笑)薄ら寒い曇天に。 バルーンはお写真の撮影に行かれるのでしょうか、静岡ってナゼかそーゆーイベントがないところが口惜しいなあ(´▽`*)アハハ
ねえ、そうなんですよ…営業であちこち飛び回ってましてね、ずいぶん美味しいモノをいただくチャンスも多かったのに。当時はジブンの食べるものの写真を撮るなんて発想が全くありませんでしたから(笑) でも考えてみれば今の知識やウンチクは当時養われたものがほとんどですよ、現在その記憶を辿っている…と言い換えてもいいかも知れませんね。



元ルーさん
こんにちは! 素敵なお写真をありがとうございました (´∀`)b
そうなんです、あの頃が一番よく食べ歩きをしましたよ。オカゲで標準体重を10kg以上オーバーするカラダになってしまいましたけどね(笑) 静岡に戻ってから絞り込むのに苦労しました(´▽`*)アハハ
すっかり日の出日没の時間が冬仕様になりましたね、そちらは日が暮れるのが早いでしょう…寒風が身にシミますか。あぁそういえばワックスがけもしばらくしてないなあ…本格テキに寒くなるまえに処理してしまわないとノ(´д`*)