上州地粉の麺で『きつねうどん』

少し前に“上州地粉・手振りうどん”というイタダキモノを手にした。うどんと云えば今や全国制覇しているのは讃岐一色というカンジで、偏屈者としてはちょっとつまらないのである。
他の土地にだって美味いうどんはいくらでもあるのであって、稲庭・氷見・五島・三河…数え上げればキリがないくらいだ。バカの一つ憶えのように何がなんでも讃岐という風潮には背を向けたくなるのよ。

そのひとつに上州…群馬県ですね…もあって、粉文化というか麺の歴史も深いものがある。残念なことにボクはその上州の地でうどんを始めとした麺類を食したことはないのでココであまりエラソーに語るのは避けるべきだと思っているが、まあこうした乾麺であってもその片鱗というか文化の一端を味わえるのも何かの縁だろう、シンプルな『きつねうどん』でその伝統を受け止めたい…などともっともらしく言ってみたりもするのだな。ジツはもう寒い時期になってしまったのでザルうどんってのもなんだかなあ程度のキッカケなのである。
しかしこの商品名に冠している“手振り”っていったい何なのよ…と思いメーカーさんのホームページで調べると「伝統のワザを教える術がないので身振り手振りで伝えた」などと云うのは真っ赤すぎるウソでしてね、要は手ゴネ・手モミに近い状態で大量に機械生産できる製造方法を編み出したのでソレを“手振り”と名付けたようなものらしい。特にそうした名称が上州に存在しているわけではなさそうなのね、な〜んだ…

ところがこれを食してみると稲庭うどん程度の太さを有していて、茹であがりはツルリとした肌ともっちりした歯ごたえ、そして群馬県産の地粉使用と謳っているだけあってとても小麦の香りが活き活きとしていて美味いのであった。う〜ん、手振りうどんねえ…もしかしたらこれからちょっと有名になるかも。
いや、そんなことよりやっぱり実際に上州に行ってその地粉を使ったうどんを味わってみたいものだと思う。まるでラザニアのような幅と厚みを持った麺など、もっと様々な麺文化があるらしい。土産などでいただいた干麺がキッカケでその土地の文化に興味が強くなり…ということもよくあるハナシではあるが、どうやら今回もその流れに乗ってしまいそうなフンイキである。




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今朝の富士山



6:44AM, November 02. 2011. @Fujinomiya-City











梅成弟子丸さん
こんにちは! そうでしたね「水沢うどん」って大御所がありましたね〜♪
伊香保温泉には何度か行っているのに、何でうどんを喰わなかったんだろノ(´д`*) 「おっ切り込みうどん」とか「ほうとう」の類もあるらしくて、上州の麺類は研究のし甲斐がありそうですよ(笑)
群馬県は小麦の生産量が全国第二位らしいですね、そりゃ小麦畑も収穫のころには壮観でしょう… そうなんです、先日から鉄道の旅がしたくてウズウズしてるんですよ。ビール片手に名物駅弁、あぁ( ´艸`)ムフフ



チャッピ〜☆彡さん
こんばんは! (∩ ゚ω゚)アーアーきこえなーい
うどんくらいジブンで作りなさいよ(笑) 関東風・関西風それぞれに良さがありますが、うどんそのものの味をシビアに見せてしまうのは淡口醤油とダシを使ったつゆの方ですね!
チャンスがあれば別の上州うどんも試してみたくなりましたよ、梅成さんに期待しますか(´▽`*)アハハ
すっかり日没が早くなりましたね、ふと気がつくとソトが真っ暗になっていてアセったりすることもあります。あ〜あ、今年もあと二カ月を切ってしまったんですねえ…




とがしさま
いや〜うどん文化ド真ん中からのコメント、お待ちしておりました♪ \(o^∀^o)/
おはようございます! ええ、ちゃんと期待してました…ありがとうございますm(__)m サスガによくご存知ですねえ、そうか二毛作という農業の基盤からですか、食文化にはきちんとした理由ってものがあるものなんですよね!
それにしてもそのうどんの食べ方は聞いただけで美味さが解りますね、早速チャレンジです。取り急ぎ「肉汁」かな(`∀´)☆ 運の良いことにここ数日は暖かな日が続くようなので「冷汁」にも辿りつけるかもしれません。
本当にありがとうございました。