いつものスーパーで鶏肉を廉売していた。モモ・ムネ・ささみ・手羽先…各種いろいろ揃っていて全部買いこんでしまいたくなるが、待てよその前にどーやって料理するかを考えなくてはね。
しかしその手羽元のパックを見ていると、なんとな〜く(今日はコレだ!)みたいにピンと来るものがあってアテもないのにカゴに入れてしまった。まあいいさ、なんとかなるもんだよ。
家に帰ってジックリ考えた。このところなんだか揚げ物が多かったせいか唐揚は最初から除外、煮物か焼物だ。う〜む、ジャガイモやタマネギと一緒に甘辛くこっくり煮たやつもいいなあ、ゴハンのオカズはもちろん毎日の弁当にも使えるじゃんね。何と言っても酒の肴にもそのまま流すことができるのも文句のつけようがない。
ところがですね、この日はレギュラーのキリンラガービールに桜柄の春デザイン缶2012版があるのを見つけて購入してあったのだ。ベツに限定とかそーゆー特殊なラガーではなくナカミはごくフツーのやつなんだけど、桜の花もぽちぽちほころび始めた今日このごろ、なんだか有難いというかキブン盛り上げ導入ドリンクってな具合でいんでないかい?と買ってきてしまったエロバカおやぢなのだな。
そうなるとゴハンのオカズ向け料理などというカテゴリはすっ飛んでしまい、ひたすら酒の肴…特にビールによく合うやつ…なんて呪縛がんじ絡めで見境なく突き進んでしまうのである。
“ハーブ塩焼”なんてエラソなタイトルをつけてしまったけれども、ジツは“クレイジーソルト”というまあ知っているヒトは知っている調味料でお手軽クッキングだ。とにかくそー決まったからには早く喰いたいではないか。
ただし振りかけてスグにアセって焼き始めたりしてはならない。ひと呼吸おいて…そう、常温でだいたい20〜30分くらいかな、塩分とハーブの香り&効能をシミ込ませてから焼き始めるのよ。そうするとトゲトゲした塩味のカドが丸くなっているし、キツいハーブの香りもほんのり優しく変化して、鶏肉の旨味を上手に引き出してくれるのだ。こうした調味料を使う場合は高価なブランド鶏である必要はない。ごくフツーのブロイラも驚くほど上質な料理になって美味しいビールと対峙してくれる。
清水区にある山間の小さな集落
ここが茶の名産地だったとは知らなかった
アソビに行く通り道なのに気付かなかったのはボンクラの証拠かな
お茶の栽培は霧のかかる処がよい…って聞いてきたけど
なるほど、朝は霧が流れる日が多いのよ