(166) 日清焼そばU.F.O.『わさびマヨ』

“わさび”は和食の香辛料…という感覚はもうムカシのものなのだろう、今やスナック菓子からサラダドレッシングまで様々な食品に用いられて我々のフードライフに豊かさをプラスしてくれている。そういえば今年のお正月にはステーキを“わさび醤油”で食してとても満足した憶えがあるじゃんね。

万能調味料のマヨネーズにも“わさび”が加えられているものがあって“わさびマヨネーズ”として伊豆などの土産物店でかなり以前から市販されてはいたけれども、用途としてはやはりサラダなどの和え物やちょっとした調味料代わりにすることに限定されていた。ところがここにきて焼そばのトッピングにそいつを使っちゃおう…という製品が現れたのね。いや〜カラシマヨネーズなら知ってたけど“わさび”ってソース味に合う?なのである。
そもそも“わさび”なら“お醤油”でしょ…という守旧派にとってこいつはかなりな冒険というか発想の転換を迫られるものであるのだけれども、近年の若者テキ感覚からすれば「ベツにどーってことないじゃん」みたいにごくフツーの行為なんだろうなあ。
てなわけでエロおやぢもこの商品をコンビニで見つけては早速お試ししてみたのよ。う〜ん、なるほど…食してみれば特に抵抗もなく食べられるしけっこー美味いではないか、まあヨケーな心配はせずとも大手食品メーカーさんが作ってるものなんだから安心して食べなさい…ってことなんだな。
濃厚な甘辛ソースにマイルド&ちょい辛な“わさびマヨ”が意外にマッチしているのはソースそのものに醤油のテイストが加えられているからだろう、などといーかげんな分析をもっともらしく語るのは守旧派のみみっちいプライドなのか。

多分この商品は従来の製品にとって替わるものにはならないだろうけれど、それでもひとつの料理に対するアプローチの仕方を教えていただいたような気がする。今ではフレンチ本国の三ツ星料理人でさえ醤油のみならず“昆布だし”や“カツヲだし”を頻繁に使う時代だ、身の回りにあって入手が容易な食材のありとあらゆる組み合わせを試しても損はしないだろう。
特に若くて感覚がフレッシュな料理人さんたちにはそうした実験テキな冒険アプローチを絶やさないでもらいたい。トラディショナルなレシピはもちろん大切だけれども料理とて進歩すべきもの、ぜひその結果を世に問うて食生活の豊かさに貢献していただきたいのよ。
なんてエラソに優等生っぽいことを書いてしまったけれど、ボクはやっぱりフツーのソース焼そばがスキ。




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久しぶりに“ブラッディー・マリー”を飲ろうかと思ったらウォッカを切らしてるじゃん
ん〜、まあ焼酎でもいいか…
ってコレだと“ブラッディー・スーザン”だよなあ