『ビーフの赤ワイン煮』

知人が先日“運転免許証の更新”に行った時の出来事を話してくれた。久々のゴールド免許への更新にウキウキだったのに、ある出来事ですっかりキブンはモヤモヤしたものに成り下がってしまったのだと言う。
話はこうだ。順番待ちの知人の前に並んだのが最近交通事故を多発させている世代、つまりかなり高齢の老人だった。息子らしき中年男性に付き添われコトバはハッキリしてはいるようだけど足元がおぼつかない。健常者なら数秒で行ける場所に数分かかって移動、そして視力検査ではNGしか出ない。担当の警察官が免許を返納するようにかなりの時間をかけて説得していたが「オレはもう何十年も違反や事故を起こしていない!」と突っぱねている。その後の更新手続き前の啓蒙ビデオをきっちり見ていた…というから、結局その男性は更新して今もクルマを運転しているんだろうなあ…ということなのだ。
実に恐ろしい話である。その息子は何のためにいるのか、どうして警察は身体的に不適格が明確な人間に対して免許の更新を許可するのか、その後その男性が事故を起こした場合誰が責任をとるのか…思いを巡らせなければならないことは他にもたくさんあるけれど、それが現代の実社会なのだということなのね。
そんな話を聞いてちょっと複雑な気持ちで帰宅したけれど、疲れてハラも減っているから急いで夕食の支度をするのだな。まあ前日からこの『ビーフの赤ワイン煮』は仕込みをしてあるからヤサイ類をチャチャッとスチームしたりするだけなのであって、意外にカンタンに完成するのだよ。


Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50  @ SONY α7

いいねえ、美味いねえ。しっかり赤ワインとブラウンソースで煮込んだビーフはトロトロなのであって、しかも凝縮された旨味がスゴい。ゴハンにだってもちろん合うけれど、渾身のチカラで作ったソースを余すところなく楽しむにはやはりパンなのよ。

それでもビーフがしっかり浸るように準備したソースはかなりの量が余るのであって、そのまま廃棄するなんて地獄に落ちろ!の世界なのだな。そう、翌日は薄切りビーフとオニオンそしてキノコをバターソテーし、その余りものソースをたっぷりと絡めては仕上げる『洋風牛丼』の具に変身させるのだ。
こいつを白ゴハンにドバッとかけて弁当にして持参する…な〜んてちょっとゼイタク過ぎるんだけど、もう昼めしが待ち遠しくてたまらない。そりゃ美味いに決まってるじゃないか、だけど肉体労働者はガツガツしてるからフォトなんて押さえるヨユーはないのよね、つまり証拠写真は無しってこと。ただこんなに美味しい洋食なら今度は夕食にしてもオッケーかもね〜なんて考えながらがっつり食し終えた。
だから先の免許更新老人の話はすっかり忘れていたけれど、帰宅して弁当の容器を洗いながらナゼかそのことをふと思い出して、またしてもシンミョーな心持になるボクなのよ。自分がその年齢になった時の事、やっぱり考えちゃうんだよな。




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何年か前に福井のエロ将軍にプレゼントされた名物が売られていた
おっ、懐かしい!また食べたかったんだよね…
ってことでひとハコだけ購入
やっぱりめっちゃ美味いじゃん、もっと買えばよかったなあ



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元ルーさん
おはようございます!
TVでは海外の紀行モノをよく見ますが、特に注目してるのがニッポンで売っていないクルマね。特にフランス本国ではステキなやつが走ってまして。それに日本製のクルマも仕様が違うんですよね、どうしてこーゆーやつを国内で販売しないのか…といつも思います。
老人の運転の他に、スーパーなどの駐車場でものすごい速度で走るやつも怖いですねえ、たいてい女性の運転です。コドモでも飛び出したら絶対に避けられないのに。