そろそろお別れね、鍋料理…『春菊のたらちり』

三寒四温って云うけれど今年は一寒一温みたいなカンジで目まぐるしい気温変化なのだ。みょ〜に冷える朝があったり夕方までポカポカでも日没と同時に急降下なんて日もあって、そんな一日のフィナーレはやっぱり鍋料理なのよ。


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当家の定番鍋は『豚しゃぶ』そしてトミーズ雅さんに教わった『ちゃんこ鍋』なんだけど、近年はそこに『キムチチゲ』も加わってニギヤカなのである。しかし何れもニク中心の鍋なのでたまには魚介の鍋も欲しくなるというものだ。
そんな中で時折…つまり“肉厚のいい生タラ切身”を入手出来たときだけジッコーするのが『たらちり』ってやつなのね。まあフツーは豆腐にネギと白菜ってのが中心なんでしょうけど、これに春菊ってものを加えると俄然グレードが高くなって美味いのよ。ご存知の通り春菊の旬は寒の季節、つまり初冬の11月から厳寒の2月ころまで、この時期が葉も茎も柔らかくまた香りもいっそう際立っているのだな。


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スーパーで売っているものはたいてい“旅のもの”(要するに遠方から運ばれてきたもの)なのであって、静岡ではナゼか福岡あたりのものが多い。生産量の一位は大阪府でも以下は千葉・茨城・群馬とより近い関東勢が続くのにどうしてなんでしょうねえ。だからお値段云々より鮮度を優先させたくても選択肢が少なくて困ることも多いのだ。
ところが農畜産業の盛んな当哀愁のイナカ町は春菊もけっこー作付けしているらしくて、このところよくメにするようになった。しかも安くて美味しいとくれば文句はない。
そんな春菊には身肉の厚いタラがよく合うのよね、ほわほわホロリと崩れるような純白の身肉は淡白であっても海の滋味がギュッと詰まっていて大変結構なもの。そこに個性のカタマリみたいな春菊が乱入して壮絶なイビリ合いが始まるのだが、なぜか最終テキには手を取り合ってラブラブな関係に陥ってしまうのね。そうそう、自家製の柚子ポン酢醤油との相性がいいってのも冬らしくてまたいいではないか。でもそんな鍋料理ともそろそろお別れかな…




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軒先にスズメバチが芸術作品を作ってしまったのは秋だったけれど
いつの間にか子育てや巣立ちも終えて空き家になっていたのね
そんな力作が先日の豪風雨で飛ばされて庭に割れ落ちていた
へえ〜 中はこんな風になってるんだ…
巣立てなかった幼虫の亡骸もあってちょっと哀れだけど



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シクラメンって花期が長いよね
こちらもそろそろお別れの季節かな
バトンタッチする鉢植えの苗も準備完了



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