ヴァイスヴルスト by 養豚家の直営店「 麦豚工房 ISHIZUKA 」

シゴトちうに(なんだかいいカンジのお店ねえ)と見つけてしまうこともある飲食店や食料品店。たいていはその時だけの刺激に終わり、お家に帰る頃にはすっかり忘却の彼方…ってケースがほとんどのエロおやぢである。

ところがこのお店だけはとても印象深くて(帰りには絶対立ち寄ってゆこう!)と強固な決心で終業時刻をソワソワと待った。直営農場の麦豚〜本場ドイツハム・ソーセージ・精肉のお店…ってグサグサきゅんきゅん来ちゃうじゃないか、とにかく(めっちゃ美味そう!)という動物テキなカンみたいなものがボクを惹きつけてやまなかったのね。
場所は沼津市内、門池公園という文字通り大きな池のある公園わきを走る県道沿いにあるのであって、予備知識など当然まったく無い。いったいどんなお店なんだろう…とワクワクしながら入ると右手に精肉の棚、正面にはハム・ソーセージ類が所狭しと並べられているショウケースがあった。左手と奥は工房のようで専門の用具や調理器具が厳格なカンジに配置されているのである。

正直言うとドレを購入していいのか判らなかったし、とにかく初めて入るお店なので目移りしてばかりで決めようがないのよね。
そんな中でボクが選んだのはドイツ名物の白ウインナー『ヴァイスヴルスト』とスタンダードな『プレミアム粗挽きウインナー』である。

ついでに『ボンレスハム』と『バタール・ラロス』というフランスパンのバゲットみたいなものもお願いしたのね。えへへ、こいつで夕食って素晴らしそうじゃないか…とルンルンで帰宅するのよ。
会計の時にお店の方と会話して初めて知ったことは、このお店はもともと愛鷹山麓で養豚農場を営んでいること、ドイツの国際食肉専門見本市で金銀銅の各メダルを獲得していること、生産から加工・販売まで全て自分たちの手で行っていることだった。あぁなんて素晴らしいんでしょ!沼津にこんなお店があったなんて知らなかったぜ。偶然とはいえ、よくぞ見つけたもんだなあ!と我ながらその幸運と嗅覚ともいうべきものに感謝するのである。
そして帰宅してから気づいたことは、購入した商品はズバリそのままお店の代表商品なのであった。決して廉価な設定ではないけれど、とりたててお高いというほどのものでもなく、デパ地下あたりで販売されている高級品並みであるのは有難いことではないか。


Nippon Kogaku  NIKKOR-S Auto 2/50  @ SONY α7

食してみて驚くことはそのピュアで奥深い味わいである。雑味がない、それでいて複雑で豊かな旨味がジンワリと舌の上に拡がるのよ。あぁ美味い、本当に旨い!手作りのハム・ソーセージ類は今までいろいろなところで購入しては食してきたけれど、このお店の商品はピッカピカに表彰台に上るべきものなのであって、地元・静岡にもこんなスンゴい製品作りをしているお店があるんだぞ〜っ!と大声で自慢したくなる。

『プレミアム…』はもちろんの美味しさだったけど、特に『ヴァイスヴルスト』は秀逸で今まで食した中で一二を争う逸品である。バナナの皮を剥くように外皮を剥がし、白く滑らかなそのニクを味わう快楽といったら例えようがない。うっかりしたことにこの日は赤ワインしか相席させていなかったけれど、出来れば次回は本格ビールで至福の時を楽しみたい。
翌朝は『ボンレスハム』を食してみた。前夜のコーフンも冷めやらぬうちにコレだよ、いや〜最高ですな。しっとり柔らかな肉質に薫りも旨味もエクセレントさ…シアワセすぎてバチが当たりそうなくらい。ちょっと身の丈に合ってないんじゃないの?ええ、確かに…てなところですか。
近いうちにまた行きたいなあ。今度は『レバーペースト』や精肉類もぜひ購入して帰りたい。そうそう、このお店の製品が美味しいのはその技術もさることながら、やはり養豚農場ならではの原料鮮度も寄与してるんじゃないかな…なんてトーシローは考えてみたりもするのだよ。





麦豚工房 ISHIZUKA
静岡県沼津市岡一色145-1
TEL=055-943-6456
ACT=10:00-18:00 月曜定休




こんなチラシもいただきました
近所だったら絶対参加するのにねえ…






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