『桜肉ひもかわ』でアセダラ

甥が帰省した折に手土産として持ってきてくれた「カエルまんじゅう」である。残念なことにこの日はシゴトで彼とその家族に会うことは叶わなかったけれど、なかなかにユニークなものを選んできてくれたものだと感心した。

だいたいこのテの菓子は観光地の土産物コーナーにドサッと積まれていて、製造元や販売者もウヤムヤなものが多いのだけれど、これはちょっと違うセレブな「カエルまんじゅう」なのよね。って云うのは「ういろう」で有名な名古屋青柳総本家さんという老舗和菓子店の製品で、カエルをモチーフにした理由も流行りとは関係なくその屋号シンボルマークにカエルの姿があるから…という真に以ってマジメなものなのである。お味のほうも非常に凝ったものでバターが薫る抹茶餡がジツにエクセレント。見た目はファニイで軟派だけどナカミは本物なのよ、美味いなあ。
さてこんなお土産が当家に運ばれている時にオジちゃんは御殿場にいたのだな。そしてシゴトついでに人気精肉店でのお買い物なんて不届きなマネをしていたのである。

サスガに農畜産業が盛んな御殿場なのであって、件の精肉店でもオリジナル商品がたくさん並べられていた。ハム、ソーセージ、カレー…まあ元来が変わったモノ好きなのでそのうちのいくつかは購入してきたけれど、今回ちょっと特筆に値する惣菜があって、それがこの「自家製さくらの角煮」なのよね。
『馬刺し』を販売するにあたり枝肉で仕入れてくるのだろう、多分切り落とし部分も少なからずでてしまうのであって、そうしたものを上手に利用しては客に利益還元する姿勢は素晴らしいではないか。
お会計をしようとカウンターレジ前に立ったのだけれど、その時メに入ったのがこれなのよ。ピンと来ましたね、こうした良品を一発で見抜く力量はカンタンには培えない…と自画自賛のエロおやぢだけれど、事実なんだから認めてもらいたいと思います、ええ。
帰宅してその成分表示を見ると馬肉・醤油・砂糖・みりん・しょうが…となっていて非常にピュアな食品であることが判る。


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そして帰宅後に思い浮かんだレシピが『桜肉ひもかわ』なのである。フツーは牛肉+うどんで「肉うどん」なんでしょうけどね、まるで「吉田のうどん」のように馬肉の煮たものをフィーチャーするのも決して邪道ではないと思うのよ。
桜肉にシミた甘辛い生姜醤油風味がダシツユに拡散して本当に美味しい。ジツは購入時には酒の肴にしようと思っていたのだけれど、この方針転換は正解だった。確かにアセダラにはなるものの、美味くてパワーがつきそうなこの料理はずるずる引きずり食すテを止められないのよ。
そんなお気に入りの上州「ひもかわ」も残りあと僅か、そろそろ追加購入の算段をしないとね。涼しくなる頃にはこんな温かい「ひもかわ」を作って食してみたいと思うから。




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今年はやけセミの抜け殻が多い気がする
もう庭中の樹木のあちこちでこんな光景
そして昨年までは柚子の木ではあまり見かけなかったんだけどね
青柚子の玉にまでしがみついちゃってさ



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