■ スパイロジャイラのJAZZが流れる 「 Cafe ギャラリー 茶蔵( sa ku ra )」
川魚料理の魚信さんで美味しい『うな重』を食したあと、あてもなく海津町をクルマを流すエロおやぢです。
いやいやあてがないってのはウソでして、なかなかにフンイキのよい喫茶店があると聞いていたのでソレ目当てに出発するわけですね、やっぱり美食のあとには甘味ですよ。
ギャラリーカフェ茶蔵のエントランス_190929 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
10分もかからずに到着したその喫茶店はハッとして息を呑むエントランスなのでありました。暖簾のかけられた中門をくぐった先には左手に蔵、正面から右手にかけて店舗本体と美しい姿で迎えてくれるわけです。
今は夏から秋にかけての中途ハンパな季節ですけれども、四季折々にその樹木や植え込みの美しさで来訪者の目を楽しませてくれるに違いありません。期待にムネが高鳴ります、いったいどんなお店なのでしょう。
ギャラリーカフェ茶蔵の店内_190929 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
またもやボクがトップバッターだったみたいです、誰もいない店内のスキな席を選べるのはとっても嬉しいことです。そんなことよりこの店内のインテリア、様々なクラフトや書画そしてサワフタギなどのドライフラワーが配置され、得も言われぬ独特な世界観が繰り広げられているではありませんか。
オーナー殿の趣味…と言っては安易でしょうね、人生といいますかアートな生き様がそのまま写し出されているような感覚がヒシと迫ってきます。そしてBGMは何とスパイロジャイラ!もう何年も聴いてなかったので懐かしいってのもあるけれど、やっぱり良質な音楽は不滅の心地よさがありますね。オーナー殿のセンスなのでしょうか、なんだかイッキに親近感が湧いてきます。
このお店、いい!好きだ!素晴らしい!何故もっと早く知ることが出来なかったのか。
ホットコーヒーを…と言いかけるとオーナーらしき女性は「今ならモーニングサービスもできますけど」と仰ってくださいました。いやいや、今しがた食事をしてきたばかりなので何か甘いものでもと思いまして…と伝えますと「ウチはお団子くらいしか…」と申されるではありませんか。上等ですよ、そのお団子をいただきましょう。
ほどなくして運ばれてきたのは甘醤油味の焼団子・金胡麻団子・小倉あん団子の三種盛り合わせなのでありました。柔らかく芳ばしく、そしてナチュラルな甘み…素朴ではありますがとっても美味しい串団子です。緑茶やお抹茶が王道ですがコーヒーもなかなかオツなもんです、なんだかとっても得したキブンになります。
食し終えてホッとしていると先ほどのオーナー女性が「蔵の二階が客席とギャラリーになっていますので、ぜひご覧になっていって下さい」と伝えに来て下さいました。その女性はかなりの美人さんなのでありまして、エロおやぢは不意を衝かれてドキドキしてしまうのですよ。なんとか接点を見つけてコンタクトを取れるチャンスを窺うのでありますが、そこはな~んにもないのでありまして、極めて無念を感じつつも平静を装って店内から蔵への通路の引き戸を開けるわけです。
おぉ~っ!蔵に入る前からこの風情ですよ、いい感じですねえ。本日の駄文日記のタイトルは「蔵造りのカフェギャラリー」となっておりますが、それは多分インチキでして、昔からある蔵と母屋をリノベーションしてカフェギャラリーにしました…というのが正確なところなのではないか、と思うわけです。
ギャラリーカフェ茶蔵の蔵2F客席_190929 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
蔵の二階の板壁には桜の絵が描かれておりまして、先ずはその辺りに心奪われるのでありますが、ジックリと見回りますと様々な作家さんの美術作品やクラフトが楚々と並び飾られています。
あぁいいですねえ、素晴らしい空間です。こんな環境ならば音楽のライブなんぞも出来そうです、出来ればアコースティックな楽器を使用した音楽が似合うかな…なんて思いを馳せてみたり、ガサツな日常を過ごしているエロおやぢもここでは神妙なキモチになって帰るわけです。
◆ Cafe ギャラリー 茶蔵( sa ku ra )
岐阜県海津市海津町沼新田 573-1
TEL=0584-54-7570
ACT=8:00-16:30 水・木曜定休
店内禁煙(テラス席にて喫煙可)