■ 就労継続支援Ｂ型って何なの？
" この雨にやられてエンジンいかれちまった " のは故・忌野清志郎さんだけど、" その雨にやられてシゴト終わっちまった " のはエロおやぢなのです。まあ半分くらいそんな展開（正午前にサヨナラ）も予想していたので、これ幸いに喫茶めしでも喰って帰るか…と、いつものように名古屋高速は利用せず一般道で津島の宿舎に向かうのです。
まあどこかにいい感じのお店がそのうち現れるでしょ、さもなくば以前に焼肉定食をいただいた 喫茶「まん」さんってテもあるしさ…てなカンジでなんとな～く南西方向にクルマを向けるのですな。
雨天は相変わらずでどんより暗い空、ハラが空いているのも手伝って少々のアセりも感じ始めていたその時、テキトーに走らせていた道筋にそのお店が在ったのです。おぉ～「ぶれんどカフェ」ねえ、なんだかよさそーじゃん。
駐車スペースにクルマを停め中に入ると（ ？、なんかちょっとフンイキ違う… でもフツーの喫茶店だよなあ…）てな印象です。入り口前に置いてあった看板にはモーニングやランチの案内が書かれていたので、快活な感じのホール担当女性に『日替りランチ』をお願いしました。
待っている間、店内を眺めてみるわけですが、やっぱりちょっと違うんですねえ。よく見ると「就労継続支援Ｂ型」とかコドモが描いたようなプリミティブな絵が貼りだしてあったりして。
そうか！ここは障害者の福祉施設としてのカフェなんだ。
ぶれんどカフェ店内_191122 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ところでその「就労継続支援Ｂ型」って何？なのですね。そーゆー方面に疎いエロおやぢとしましては皆目見当もつかない話なのでありますが、店内に掲示してあった案内によりますと、要は " 障害を抱えていたり健康面での様々な理由から一般の就労が困難な方に就労の場を提供すると共に、人生の目標に向かって歩んでゆけるようにサポートする " という支援事業なのですな。これは厚生労働省が主導する「障害者総合支援法」による福祉サービスなのでありまして、一般健常者の我々にはあまり馴染みのないもの…まあ知らなくて当然とも思いますけれど、これからの時代はそうした方々も幸福な生活が送れるような社会が求められているのですから、偶然とはいえ関りを持てたことに感謝すべきでしょう。
クラフト紙に店名がスタンプされた箸袋（割箸ではなく洗って繰り返し使う塗り箸）、素敵なコーヒーカップ、インテリアにもセンスの良いものがたくさんあしらわれているけれど、やっぱりなんとな～くお役所テキなものが漂ってはおります。ただそんなに殺伐としているわけでもなく、ごくフツーに喫茶店として利用できるスペースになってますね。
■ 日替りランチ
さてお願いしたランチがやってきました。おっとっとぉ～、なかなかスゴいじゃありませんか！
メインはヤサイの豚肉巻フライですがアジフライも添えてあります。たっぷり生野菜サラダに二種類のお惣菜、ご飯と味噌汁…これにコーヒーまでついていて￥600ってのは相当にイケてるランチです。近年流行りの言葉なら「コスパ高くてテンションあがった～」なんてことになるんでしょうけどね、なんかみんなが使ってるコトバって安っぽく感じてさ…って脱線ですよ、元へ。
どれも美味しいお料理でした。初冬の雨は冷たくてカラダがいじめられていましたからね、何よりこうした作りたての温かい食事ってのは本当に有難いものです。漬物が別皿ではなく、ゴハンの上に千切りタクアンってのが笑えますけど、ボクはこーゆーのも逆に温かみがあっていいもんだ、と思います。
そしてビックリしたのはそのコーヒーの美味しさ！これは相当な腕前の方が淹れておられると踏みました。そしてお替わりが+￥100というサービスにも感心するのでありますが、こうしたお店は当然「禁煙」がデフォルトなのでスモーカーのエロおやぢは長居がキツいわけでして、お得で美味しいコーヒーのお替わりは見送りするのであります。
お会計は施設の利用者さん（障害のある方）がしてくれました。傍らには経営者らしき女性がついてサポートしています。不慣れな仕事なのでモタつきはありますが、一所懸命がんばって完遂することができました。
生活圏にあるならぜひ応援してあげたいお店でもあります。
◆ 就労継続支援Ｂ型 ぶれんどカフェ
愛知県一宮市丹陽町重吉西高代 186-3
TEL=0586-52-7838
ACT=11:00-15:00 日祝定休
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