■ 噂のにゃごやモーニング その103 「 珈琲屋 楽夢路 」
強面マスターの極上コーヒー
ヒトの噂ほどアテにならないものはない。もう何度もそういった情報に騙され「やっぱりテメーで判断しないとダメだよなあ」なんて唯我独尊にさらなる磨きをかけるエロおやぢです。
あのパン屋が美味いって聞いて行ってみれば、ただの総菜パン屋じゃん…とか、その店はつまらない味のラーメンだと聞いていたけれど、食してみればトラディショナルな流儀をきちんと守ってそのお味を今に伝える貴重な存在であった…など、まあヒトの感じ方ってのは千差万別なのでありますな。
こちらのお店「 珈琲屋 楽夢路 」さん(らむじ、と読みます)も「店主の愛想が悪い」なんていうハナシも聞こえてきてはいたものの、行ってみねーと判んねーじゃん!ってなもんで、怖いもの見たさみたいに野次馬テキなチャレンジに走るエロおやぢなのでありますな。
場所は尾張国府宮のほど近く、稲沢市のほぼ中心部という立地です。周囲は無機質なマンションや住宅が立ち並ぶ通りですが、煉瓦積みの外観がとても印象的なお店です。
またインテリアもヨーロッパの伝統的なレストランやカフェに倣ったスタイルなのでして、とても落ち着いた空間であります。それでもちょっとだけ昭和テイストが混じっているところがまた奥ゆかしくもあり庶民の憩いの場としてのアイデンティティを保っているような気がします。ボク個人的には好きなタイプですね。
さて店主と思しき件の男性が注文をとりにきて下さいました。ん~、確かに素っ気ないと言いますか、とっても事務的な対応のようにも思えます。ただ特筆するようなシツレーな物腰や接客レベルではないようですが、ヒトによってはそれを「愛想が悪い」と感ずる場合もあるし、また別のヒトなら「みょ~に関わってこなくて好都合」と思うケースもあるでしょう。
珈琲屋楽夢路の店内_191022 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
モーニングサービスは好みのドリンクにトースト・サラダが付きますが、それにプラスして茹で玉子かゼリーを選べるようになっていました。
日常利用しているお店「ボンフール」さんではいつも「茹で玉子」なので、ここはゼリーをチョイスしてみました。いや~ビックリですねえ、このゼリーが美味いんです。間違いなくお店の手作りですね、フレッシュなオレンジの香りとナチュラルな旨味…あぁたまにはタマゴじゃなくってフルーツのゼリーってのもいいものです。
ただ「手作りゼリーが美味しい店」なんてキャッチーな科白をここで書き散らすつもりはありません。こちらのお店の本質はコーヒーの美味しさとトーストの質の高さにあるのですから。
酸味・苦み・アロマ…カンペキなヨーロピアンテイスト、ボク好みです。このコーヒーならばもう一杯おかわりしたい、そんなキモチにさせられます。ほとんどパーフェクトなブレンドコーヒーでしょう。ただしあくまでもボクの嗜好ですからね、ご参考までに。
そしてトーストの質の高さ、これは「ボンフール」さんに肩を並べるレベルです、素晴らしい。一番単純なトーストを毎日食しても飽きさせない手腕って並々ならぬものがあるはずです。
で、店主殿はやっぱり強面ですか…って? そうです、確かにずっと強面のままでした。けれどもお会計の時に「コーヒーがとても美味しかった」旨を伝えると、一瞬ですがそのお顔がほころぶのをボクは見逃しませんでしたよ。
◆ 珈琲屋 楽夢路(らむじ)
http://www1.toptower.ne.jp/~m-ramuzi/
愛知県稲沢市正明寺二丁目 28-18
TEL=0587-23-6008
ACT=7:30-18:00 無休
■ 黄昏時
陽が落ちるのが早くなりましたね
ちょっと油断するともう真っ暗です
宿舎で先日はとうとうエアコンの暖房を使用してしまいました
ついちょっと前まで暑い暑いとアセダラだった日々がウソのようであります
いつもの360°全天球画像はコチラ↓
https://theta360.com/s/i5gavjVDeWUfqfG6rvcufmxnc