(51)『サイゴン風チキンカレー』


 サイゴンハノイと東西両陣営の私利私欲の犠牲になったベトナムの代表都市、しっかり意識してその名を心に刻んだのはオリバー・ストーン監督の“プラトーン”という映画を見てからだ。
それまではベトナム戦争について正面から考察をするコトのなかったボクであるが、ソレを機に少し考えるようにもなったし地理や歴史を見直すいいキッカケをもらった気がする。
開高健の随筆にもベトナム従軍取材の悲惨な経験とともに、彼らしい現地の食への思いやりも記述されていて何度も興味深く読み返したのはボクがまだ20代のコロの話だ。


 あまりオモテには出てこないが、そのベトナムもカレー料理が美味しい国である。とはいっても陸続きのタイ・カレーの系統でありルーツは一緒なのであろう。ココナツミルクやパーム油が個性的なテイストを作り上げ、香辛料が輪郭を強調してゆくカレーはサラリと辛い旨さがあり、ガーリックライスなどとマッチングのよい味になっている。
鶏肉の量もちょうどよく、ストレスの少ない植物系の料理はまさに東南アジアの味なのである。



製造元:タージフード(シンガポール
販売元:株式会社 ドーバーフィールド ファーイース
http://www.doverfield.co.jp/



今朝の富士山
蒼々と夏富士らしい姿で久しぶりに見えました


2008.08.06. 07:00 @Fujinomiya-City