お弁当作りついでに『鶏の唐揚・葱ソース』

中二剣道部員が林間学校へ出かけた。二泊三日、富士五湖のひとつである西湖でガッコー教育の一環とやらの時間を過ごしてくるワケなのだが、そのカリキュラムを見るとボクにはどうしてもアソビとしか思えないスケジュールが書き込まれていた。

諸々のモンダイも多いが一番気になったのは三度の食事作りの開始時刻と片付け開始時刻は予定されているが、肝心の食事開始が明確になっていない点にある。ソレだと作り始めて出来あがってしまえばテキトーに食べ始め…もちろんキチンと席に着いて食べなくても作った端から喰ってしまっても構わない…片付け開始時刻までダラダラ過ごしてオッケーというコトになる。
コレは教育ではない。社会一般の規範テキ行動指針ならば食事の開始時刻と次のプログラムの開始時刻だけを明記すればよいのではないか。その時刻に間に合わせるためにどうしなければならないのか、何時から準備を始めるべきなのかといったことを“考えさせる”ことこそ教育なのであり、お粗末な管理教育能力がソコに露呈集約されている。世の中の全てのシゴトは“限られた時間の中でどれだけのコトができるか”という能力が問われているのだから。
レーニングを行わなければならないのは、生徒よりもセンセーであるに違いない。
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初日の昼食は弁当持参と云う指定で土曜日の朝は鶏の唐揚作りに少し忙しかったのね。もっとも前日の金曜日から鶏肉は漬け込んでおいたので、アトは小麦粉を振り叩いて揚げるだけだが。いくつか余計に準備しておいたので試しに揚げたてをツマミ喰いしてみたが「まさか朝からビールなんてねぇ…」とコマッタちゃんになるくらい美味しい。
弁当のオカゲで夕食の支度をしなくて済むじゃん♪アツアツは最上だが冷めても美味い唐揚なら少しだけ気合いを入れて“葱ソース”を作りサラダ仕立てにでもしてやればゴハンのオカズにもイケる一品になる。
土日の富士山麓の天気は豪雨に加えカミナリまでも登場し、さぞかし林間学校の屋外カリキュラムは散々なものに違いないだろうなぁ…などとニヤニヤしながらその唐揚を食す晩なのである。







Afternoon, May.23.2009. @Hirono, Shizuoka-City