(138) 宮崎県『宮崎鶏カレー』


宮崎と云えば“日向夏・金柑・冷や汁”と云ったシブイ系名産品が長いコト上位を占めていたが、近年はソレに代わって“マンゴー・宮崎牛・地鶏”といった新進産品が幅を利かせるようになった。
その“地鶏”とは【明治時代より日本国内に定着していた鶏】と農林水産省が定義していて「屋外で地面を自由に運動できて、孵化後80日間飼育されたものぢゃなきゃ〜ダメなんだよ」と窓口担当者は熱く語るのである。対するブロイラーはいわゆる“若鶏”であり約50日で出荷できるニワトリの品種を指すのだそうだ。
そして「“日向地鶏は”宮崎の地鶏ではない!」と云うオドロキの発言も飛び出した。宮崎県が県として認可している地鶏は“宮崎地鶏”だけなのだから、と言う。ウ〜ム、いかにもお役所テキ見解だなぁ…
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ヤキトリの食材産地偽装がバレてしまった宮崎鶏の製品もあったが、本品は正真正銘、紛れもない宮崎地鶏を使用したレトルトカレーなのである。総裁の座を狙ってケンケンガクガクの議論を引き起こしている知事Hのイラストがソレを証明している…とフツーのヒトは信じてしまうのだな。いちおーイラスト使用は許可制になっているものの「内容を保障するものではありません」と県の広報部が逃げ道を作ってあるのは事なかれ主義の役人らしい。
決してお安いとは言えないレトルトカレーでもこれだけ鶏肉がタップリと入っていれば誰しもが納得するだろう。缶詰のようにやたらに柔らかくなってしまった鶏肉カレーの多い中、しっかりとした歯ごたえと滋味を強く主張する宮崎鶏がナカナカに美味しいカレーなのである。


株式会社 響
http://www.miyazakihibiki.com/





Rutarou 北の写真館 】 -吹雪の札幌駅- 2009.02.08.