(152) 千葉県富浦『びわカレー』


正直を言うとフルーツ系のカレーはお楽しみとしてはいいモノだがソレ一品だけを貫こうとするにはちょっとツラいものがあるなぁ…と思っていた。千葉の友人が房州枇杷のプレイベントとしてこの『びわカレー』を贈ってくれた時もさほど期待はしていなかった、と云うのがホンネなのである。
ところがこのレトルトカレーを食してみてすっかりその考えが変わってしまった。はんなりとした枇杷の甘みと旨みがピューレとなってカレーに加わった時こんなにスバラシいものになるのか、と誰が想像するだろう。スパイスの強い味と香りに負けてしまい、その存在すら忘却の彼方に埋もれてしまうに違いない…と考えるのが常人ではなかろうか。
一口食せばミゴトに引き立ったカレーの旨みと香りに驚き、豚肉との相性の良さにカンゲキしてしまうのである。甘みと酸味がバランスしているフルーツにはタンパク質分解酵素も多く含まれていて、パイナップルやキウイフツーツにはそうした効果が顕著であるコトは知っていたが枇杷にも同様の効能があるとは思いもよらないコトなのであった。
200gパックが2コ入りで¥840とやや高めの価格だが、ご当地ブランドのレトルトカレーの中ではひときわ輝くお味に「単なるモノ珍しさだけではないよ」とおススメの一品なのである。


道の駅とみうら「枇杷倶楽部
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