そのウワサを聞きつけた神戸のGがワザワザ購入に走ってくれたソースである。
高級な洋食と庶民のB級グルメが混在する神戸らしく中小のソースメーカーが数多くあるようだが、その中でも最近ソース好きの間でグッと評価の上がっている“プリンセスソース”なのだ。
ムカシながらの製法を守り手作りを続けているこのソースは阪急電鉄の高架下で製造工場が営まれているという変わりダネだ。
経営者である平山さんとその息子さんの二人だけで製造作業をしているので大量の注文には応じられない…と云うトコロもプレミアム感を高揚させるし、一般商店やスーパーにも卸しておらず直販のみ。今時こんなソースが存在しているのにも驚く。
辛口のどろソース・ウスターソース・とんかつソースの3種類があって、今回(というコトは次回もあるのかな)はウスターをお試しさせて頂いた。ナニにもつけずにソースだけをクチに含んでみると非常に円みのある味が拡がった。お醤油のような感覚さえ覚える。
カドの取れた辛味は熟成の為せるワザか、そしてスパイシーさだけが目立つウスターソースが多い中にこの個性テキな味はニンニクのブレンドテクニックもあるだろう。若干甘さが勝っている感じもするが串揚げなどをジャボ漬けするにはちょうど良い加減だし、目玉焼きにかけて食すとエモイワレヌ甘辛さでサイコーの美味しさを演出してくれる。まさに絶妙というコトバがぴったりのソースなのである。
遠方からこのソースを求めにやってくる熱烈な固定客も少なくないそうで、そんなキモチになってしまうのは非常によくワカル。あのマサコ様もご愛用されていらっしゃるかどうかは判らないが、ロイヤルファミリー御用達となってもフシギではない。
もう一つ感心するのは手作りだからと言ってはエラソーに法外な値段を設定しているお店の多い中、このプリンセスソースは1L入りのPETボトルが¥350という格安さで供されているという点だ。
マジメに作って誠意で販売する…こんなスバラシい方もいらっしゃるのだよ、ニッポンもまだ捨てたものではない。
残念ながら入手するには直接お店まで出向いて行かなければならないのがキホンだが、電話での受注・発送手続きもしてくれるという。
ボクが愛用しているワサビ印ウスターソースとは対極テキなお味のソースなので上手に使い分ければ豊かな食卓となるに違いない。
そんなワケで富士宮焼そばの麺にこのプリンセスソースという組み合わせで焼そばを食してみたが、いやぁコレがまたいつもとは違ったお味になって旨いのである。ちょっとウルサい母君も満足な一皿になった。
無くなったらどうする? またGにオネダリするに決まってるじゃん…
◆プリンセスソース(平山食品)
神戸市灘区城内通5-7-5
TEL=078-861-4050
ACT=10:00-19:00
☆ ソースならプリンセス!ってアナタ、ポチッとね…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
今朝の富士山
キレイな朝焼けになりました