青じその塩漬

夏の間当家の菜園の片隅にボォボォと生えていた青じそは、秋の冷え込みにヤラれてもう既に今年の営みを終えている。


かなり大量に自生しているのでフツーならばスーパーか八百屋で買ってこなければならない青じそに困るコトはない。
ソレどころか使いきれない量がいくらでも出てくるので、毎年「もったいないなぁ…」と思いつつ、その命が絶えて行く姿をただ茫然と見送るだけだったのである。
今年は母君と「アレはいったいなんとかならないものかねぇ」と思案していた折に、ふと以前の勤務先にいたオネーさまから
「たっぷりの塩に埋め込むようにして漬けておくと色も鮮やかなままで長持ちするよ。おにぎりにベンベ〜ンと貼って食べるとサイコーなんだから♪」
という有難いオコトバを頂戴したのを思い出したのである。
おぉ〜ソレソレ、早速やってみようではないか。まぁ埋め込むほどの大量の塩はともかく、テキトーなガラス容器に青じその葉を並べては塩をたっぷりふりかけ、またその上に重ね並べては塩を… という繰り返しで百枚くらいの青じそを塩漬けにした。いや、正確に言うと“母君にやってもらった”ワケである。
数日してもあまり変化がなく「やっぱりダメかぁ」とガッカリしたのだが、もう少し様子を見てみようと一週間ほど放っておいたのね。
そして再び開いてみると「あれまぁ♪」なのである。しっとりといいカンジになっていて、ザラザラした塩はみんな溶けて馴染んだ様子だが、元々水分の少ない青じそなのでわずかな水分がにじみ出てツヤさえ生まれているではないか。
そしてソレで炊きたてのゴハンを巻いて食してみると…いや〜参りましたね、この美味しさったら。来年はもっと大量に漬けるぞ!とシンケンに宣言したボクである。
って違うなぁ“漬けてもらうぞ”か…



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今朝の富士山

6:21AM, November 08. 2009. @Fujinomiya-City
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