冬の庭…そして塩鮭で昼ゴハン


年の瀬もいよいよ押し迫って来た。用足しもつまらないものから大切なモノまでとにかくギッシリと詰まっている。
そんな中、普段は見過ごしている当家の庭樹を眺めてみるのもいい息抜きになる。そして既に来年の準備を始めているものもあった。
例年よりは若干少なめではあったがたくさんの実を結んでくれた梅の木にはもう紅色の蕾が小さなふくらみを作っていた。花が咲くのは二月の極寒期に入ってからなのに、もうこんな時期からその支度をしているのには愛おしささえも覚える。
そう言えば今年も梅干しを母君が上手く漬けてくれた。その梅の実は6月の23日収穫をしたが約4Kgとビミョ〜な量で、市販の青梅を買い足しするか迷ったものの「まぁいいや…」と獲れたものだけで済ませてしまった。
コレが失敗だったのだな。ボクもかなりの梅干しを頂いてしまうし妹もその成果を毎年楽しみにしていて相応の量を持って行く。


結果、今年は梅干し壺のストックは底をついてしまい来年の出来上がりまではとても持たないと判明したのだ。
「来年はもっとたくさん漬けようね」
母君とそんなハンセーをした梅干しは現在のブログトップを飾る写真となっている。
   ◆◇◆◇◆
反対に柚子はウラ年だった昨年から一転して異常に多量の実を結んでくれた。半分量ほど収穫したが約200個ほど…アトはどーすんだよ〜状態である。
2009年の冬至であった昨日は柚子湯などという風流なお楽しみもオカゲで心おきなくジッコー出来るのであったが、さてホントに残りはどーやって処理するか少し悩んでいるのだな。
う〜む、柚子ジャムとか… 絞ってしまって柚子ポン酢にしてしまうってテもあるか… そうだ!神戸のGにレシピを訊いてみようではないか♪



まるで朝ゴハンのような昼食でもある。


まぁたまにはこんなランチもいいではないか…ってジツはとってもゼイタクなモノであるコトに気付かなくてはならないのだな。バックリ厚く切った塩鮭は知床ウトロの親戚から送られてきたもので、そんじょソコラの塩ジャケとはワケが違うんだよ…って自慢話みたいでイヤラしいが、ソレもジジツなのであるから仕方がないのだ。
フシギに思うのはいくら北海道産のサケとは言っても市販のものを購入してきて食すのとは味が違うのである。親戚は鮭専門の漁師をしているので、多分その目利きというか美味しい鮭を見分ける能力があるのだろう。トーシローには解らないポイント判断やカンのようなものが働いて、何百何千尾の鮭の中からコレゾという逸品を引き抜いてくる眼力はたいしたものである。
鮭児マスノスケのルイベを知ったのもその親戚の家に遊びに行った時のことで、まだ小学生のガキだったボクにはもったいない食事ではあった。テーブルの中央にデ〜ンとテンコ盛りにされた塩鮭の切り身やいくつものドンブリにたっぷり入れられたイクラが眩しい食卓でもあった。
「懐かしいねぇ」
そんな光景を思い出しては話の弾む母君との昼食であった。




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今朝の富士山



6:28AM, December 23. 2009. @Fujinomiya-City