香草ポン酢で食す『ヒレかつ』

運のよいことにその日は特売をやっていた。仕入れ業者に未払いが溜まって倒産に追い込まれたこのスーパーは破産管財人によってその債務を清算はしたが、営業は肩代わりした別企業によってそのまま続けられている。


これまでも肉に関しては質・価格ともにまずまずで普段のお惣菜には都合がよかったのでよく利用はしていたが、サスガにヒレ肉に関してはココまでのプライスはお目にかかったコトはなかった。
ホントはベツの料理を考えていたものの、こんなに安い食材をメにしてしまっては変更は当然のハナシだろう。豚ヒレにも様々な調理方法があるがやはり何と言っても“ヒレかつ”がその横綱だ、さっそくウキウキ準備をするのである。


ベツに何に使うと云ったモクテキがあったワケでもないのに柔らかな春キャベツや蕎麦の芽といったスプラウトは既に冷蔵庫で待機していてトンカツの付け合わせには都合がよいではないか。
そう言えばこのところの天候不順でヤサイ類がヒドく値上がりしているようで泣いておられるヒトも多いのではないかと思うのだが、富士宮はキャベツの産地なので農民市場に行けば1ケ¥150ほどでテに入れられるのは有難い。昨晩のテレビニュースでは同じようなモノが¥380などといったベラボーな価格がつけられていて驚いたのと同時に、ソレ目当てに出荷調整などしている某農業団体の阿漕さには怒りさえ覚えるのであった。
まぁそんなコトはいーとして、フツーにソースで食すのはモチロン美味しいものだがこの日はネギとショウガと大葉を刻んでトッピングしポン酢醤油ヒレかつを食す…という快楽に溺れてみた。
いやはやコレはヤバいのである。サッパリスッキリ食べられるのでいくらでも食べられるようなキモチになってしまうのだな。タダでさえサッパリしているヒレかつが更にスッキリして予定量を消化してもまだ欲しくなってシカタがないのである。
オカゲでビールまでもが規定量を超えてしまい「ボクのせいぢゃないんだよ…」とヘンな言い訳をするエロおやぢなのであった。




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この時期になって温かいうどん?
う〜んコレだけ寒いと欲しくもなるよな…