秋になったら『柿大根』

糠漬大根に柿の皮を入れて色出しと甘みを加えたものもあるが、コレはモロに柿の実を一緒に漬けた浅漬け大根だ。毎年柿が熟すころになると登場するので楽しみに待っているのだな。

浅漬けとはいっても少量の酢や糖分も加えてあり、要は和風のピクルスなのである。アッサリしているのでいくらでもパリパリと食べてしまい、2〜3回に分けて食べようなどと思わない方がよい。たいていは一度に食べきってしまうものなのだし、お味も開封後は落ちやすいのでそのほうが美味いうちに楽しめてよいのである。
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柿は果物の中では珍しい日本原産、近年はアジア諸国ばかりでなく欧州やオイルマネーで潤っているアラブ諸国でも人気が上昇中の果物らしく輸出総量は年間約400t、金額にして1億数千万円と結構なものなのだ。
名称はドコの国でも“KAKI”なのであってフジヤマ・ゲイシャ・カミカゼ・ハラキリ・ジュードー・カイゼン…など古今イロイロなニッポン語がワールドランゲージ化しているが、食べ物では珍しい…というのも原産国ならではの事だ。
来日したフランス料理のシェフがこの果物のはんなりとした香りと甘みが気に入り、パリのレストランで柿を使ったサラダや料理を提供したところ味にうるさいパリっ子にも大人気の果物になったという。以来パリのマルシェには秋になるとジャポンのカキが並ぶようになった…というハナシはちょっとデキ過ぎのような気もするが、まぁ当らずとも遠からず…と云ったところだろう。
昨晩はテレビのグルメ番組で「柿のグラタン」などという奇想天外な料理をやっていた。まさか…ではあったが、よ〜く考えてみるとソレもけっこー美味いかも知れない…というよりかなり美味いモノに違いない。コロコロにカットした柿の実にホワイトソースとチーズをかけてオーブンに突っ込んでやるだけのカンタン料理でもある、コレはイタダキ♪なのだな。




☆ 早くジッコーしたくてたまらなくなってきました(笑)
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朝陽に輝く真っ赤なトウガラシたち
ネギのグリーンとの美しいコントラストに思わず足を止めた
奥には赤ピーマンが植えられているんだけど、辛くなってしまわないのかな…


November 05. 2010. @Fujinomiya-City