てのひらサイズの『活アワビ』をどう食すか

巨大な活アワビを2コいただいた。活だからそのまま刺身にってテは大定番だけれども、暑い夏ならまだしもこう寒くてはなんだかねえ…てなカンジで別の料理で食することにした。

「せっかくの活なんだから」ともったいなく思う向きもあるかも知れないが、鮮度の高い食材はどうやって喰ってもやはり一番美味いのだ。逆の場合はキアイを入れた工夫をして今以ソレ以上愛されたくてもワインレッドのココロにはなれないのよね。
お刺身以外には煮アワビ、焼アワビ、クリーム煮、アワビとチンゲン菜の炒めもの…など世の中に数多のアワビ料理はあるけれど、意外に家庭でチャレンジされることの少ない『蒸しアワビ』ってのがボクはとても気に入っている。

この日記では過去に何度も“蒸す”という調理方法のメリットを強調しているが、アワビの場合もソレはすっかり適用されるのであってジツにエクセレントな仕上がりになる。
最初からシンプルな食べ方をするつもりなので香草を忍ばせるとか特別な塩やスパイスを振るといったことは一切していない。蒸し器をブンブンに沸騰させて高温多湿な状態の中にそっと置き20分ほど蒸し上げ熱々のうちにスライスするだけである。
むっちりとした弾力を保ちながら柔らかい。潮の香りが生き生きとしていて心地良い。とにかく海の滋味が濃縮されていて甘い。生で食すものとはまた違ったベクトルがスルドく右肩上がりとなって食す者を天国に導く。なにより酒がイケてしまって困るのね。
高級な中華料理店ならこうして蒸し上げたアワビをスライスし季節の野菜をあしらった一皿に仕立てあげてはトロリとした“あんかけ”でフィニッシュさせる逸品にしたりもするのだろうけれど、そこまでしなくたってその最上のお味は楽しめるのよ。
ボクはこいつに“瀬戸の藻塩”をパラリと振りかけたり“生醤油”あるいは“わさび醤油”でその真髄を味わうのだ。もうクチの中はアワビ祭りなのである。そして祭りといえば酒、酒といえば肴、肴といえば今日は蒸しアワビ、美味いからもう一杯酒…の泥酔スパイラルに陥るエロおやぢ。



クリック↓↓↓で応援をお願いします






今朝の富士山
冷え込みましたよ今朝は
今シーズン最低記録のマイナス7℃



6:45AM, January 27. 2013. @Fujinomiya-City







元ルーさん
おはようございます!
トシをとると食べる物の嗜好が変わったりしますよねぇ、ボクもそれまでバカにして食べなかったものを好んで買ってきたりしてますよ(´▽`*)アハハ
しかしこの不況というか経済の縮小には必要以上の萎縮感がありますね、以前は豊富にいただけた新年のカレンダーなど手に入れるのに一苦労することもあって寂しい限りです〜