苛立ちの砥峰高原から落胆の姫路城へ

めっちゃ美味しいヤキニクのあとは定例コース化しつつある新開地のビアホールで二次会、そのあとナゼかカラオケというベタなナイトライブを受け入れてしまった。

Gの家に戻った時刻も憶えていないほど深夜というか日付をまたいだ夜更かしはなんとな〜く釈然としないものではあったけれど、まあ朝はフツーに迎えられたのでよかったのである。
そして朝食はGの家の近所にある喫茶店でモーニングを食したのよ。ここのおねーさんはとってもキレーなヒトで楽しみにしていたんだけどね、寝不足でボケた顔をした中年エロおやぢなんか相手にされないのが少し残念なのであった。
さて当日の予定は当初“天空の城・竹田城址”に行こう!だったが、∪が「50年に一度の大改修をしている姫路城がいいかも〜」などというプランをプレゼンしたのであっさり変更になってしまった。姫路城だけでは時間を持て余しそうなので砥峰(とのみね)高原というところに行って昼食を摂りそこから姫路市内に向かう計画となったのね。

レクリエイションとしてはかなり遅めの10時出発、それでも現地にはヨユーで昼前に到着するはずだったのに高原まであと僅かという道の途中でなんと渋滞になってしまった。
初めのうちはストップゴーを繰り返す時間をわけも判らずクルマの中でその開放を待ち続ける我々なのであったが、運転手のボクを除いて同行者たちはとうとうクルマを降りては歩いて向かう始末。いや〜参りましたねえ…なのである。
原因は高原の駐車場整理係のジイさんたちにあった。不慣れとか予想外の混雑といったレベルではなくパッパラとしか言いようがないほどお粗末極まりない誘導。¥500も料金を徴収するならプロの警備員を雇用せんかい!砥峰管理組合さんよ。

その砥峰高原は約90haにも及ぶススキの草原が広がる高原だ。シーズン的にはちょっと早かったみたいだけれど陽光に輝くススキの群生はなかなかに美しい。渋滞の苛立ちもこの景色を見れば忘れる…な〜んて甘いね、ハラでもいっぱいにしなければこーゆー怒りってのは収まらないものなのよ。

食事処も混雑していて先発隊が気を利かして注文してくれてあったので、渋滞待ちのドライバーさんたちも到着後スグに名物の『平家そば』にありつくことが出来たのは幸いなのである。
フォトでは解り辛いかもしれないが、この蕎麦とっても大盛りなのである。上品な蕎麦屋のそれと比べれば二倍くらい盛られているかも知れない。ネギ・ワサビの薬味の他にトロロがついていて、これで¥700というのはなかなかのものではないか。しかもお味は手打ちなので観光地の蕎麦としては上等な部類だろう。
ただし蕎麦ツユはダシが利いておらず異常に甘い上に量が少ないので蕎麦の半分以上はそのまま食さなければならないほどだ、せっかくの上出来な蕎麦なのに惜しい気がする。それとも手打ちの風味を味わってもらいたいがためにワザとそうして…な〜んてことはないよな。
そのレストハウスでは近隣の農家から運ばれた新鮮野菜や加工品も売っていて都会から来た人たちにとっては興味深いものであったに違いないだろうけれど、哀愁のイナカ町に住むボクには見慣れた光景なのであった。あ〜それにしてももう少し胃袋が大きかったら高原のホテルが出張販売していた『釜飯』を喰ってみたかったなあ、すんごい美味そうだったからね。

さあそれからが本日のメインイベント・姫路城改修工事の見学である。姫路市内へは渋滞もなく到着したし、城近くの駐車場だって心配していた満車状態ではなくスンナリと停めることが出来たのはよかった。お天気も上々、暑くもなく寒くもないこうした季節の散歩はジツに楽しい。

外堀から大きな門を通り進むと姫路城公園となっている広場から黒装束のくノ一がやってきた。う〜ん、せっかくなんだからくノ一専用ピンクの忍者ウェアとかスケスケ上半身&網タイツなんてのにすりゃいいじゃん…などといやらしい希望発言を繰り返すエロおやぢたちなのである。
天守閣は修理のためにまるでどこかの工場のような外壁に覆われ、それがまた本格テキ大修理であることを物語る外観なのね。そしてその内側から工事用エレベータを使って修理の様子を見学出来る施設が「天空の白鷺」として用意されているのである。
50年に一度だからね、もう生きてる間にゃこーゆー姿を見ることはないでしょ…てな具合に一行は調子づくのであった。

ところが意気込んで施設の入場券を購入に向かう我々の前に看板が立てられていた。なにい?エレベータの待ち時間が一時間半!?…ってことは、待ってる間に施設の見学終了時刻になっちまうってことじゃん。それじゃ待つ意味がないわけよ、つまりナニしに来たんだか分かんない結果となったのだな。落胆する一行。カネと時間のムダを嘆き呆れるけれど、もうどーにもなんないのよ。姫路城土産でも買って帰るしかなさそうだ…まあいろいろ忙しかったからね、城外の土産物店でジックリ品定め出来たのはよかった…ってことにしておこうじゃないのさ。
砥峰高原の駐車場モンダイでつまづき、そのシワヨセがこーゆー結末を招いたわけなんだけど、そもそも出発時刻が遅すぎるのよ。やっぱりアソビに出掛けるときってのは朝早く出発し、目的地へスムースに到着してゆったり楽しんでさ、人々がいろんな行列に苦しみ始めるころにはそれをを横目で見ながら(へっへ〜ボクっちはもうとっくに楽しんじゃったもんね)みたいな勝者の顔でサッサと帰路につく…ってーのが常道なのさ。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
夕食はGのお店でいただいたのだけれど、せっかく皆が集まったのにテレビのクイズ番組に翻弄されたのがボクとしては心残りなのであった。
一人また一人…と帰宅してゆき、最後はボクだけがGのお店で酒を飲っていた。ようやく静かになった店内でG夫妻と落ち着いてお話ができたことが嬉しかったけれど(サミットのありかたをそろそろ見なおさないといけないな)と感じ始めたのはボクだけではないような気がする。
でもやっぱり楽しかった神戸サミット、今年もみなさんにお世話になりました。ありがとうございました。



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今朝の富士山
すっかり少なくなってしまった冠雪、そして曇天傘雲…


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7:33AM, November 03. 2013. @Fujinomiya-City






元ルーさん
こんにちは!
このところ大人気みたいですね、イヤだなあニッポン人は…ちょっとマスコミなんかで知るとスグにドッと押し寄せて。なるべくそーゆーところには行きたくないのでこの日のスケジュールはコレでよかったのかもね (´▽`*)アハハ
でもいつかは見てみたい「雲上の城・竹田城」か(笑)