(221)プティフ・ア・ラ・カンパーニュ『欧風ビーフカレー』

梅雨入り前からカレーはちょっと敬遠気味になってしまっていたのは仕方がないよね、昨シーズンの冬場は厳寒地域のシゴトが続きランチにはよくレトルトカレーを持参しては食したものだったけど、こう蒸し暑くなってくるとサスガにカレー好きもネをあげるのさ。

レトルトのカレーを食べなくなった分フツーのルウタイプで自分で作るやつね、アレは時々作ってお家で食してはいたのよ。そして今年の夏は“全粒粉カレー”やら“バリ辛”といった魅力テキな新製品が次々登場してくるのでもちろんすかさずカゴに入れては食品庫に準備はしてあるのだ。う〜む早く作ってお試ししてみたいにゃ〜とは思ってはいるのだけれど、なにせシゴトがキツくて疲れ果てているからなかなかカラダが追いついてくれない。ダラシがない…って言ってしまえばそれまでなんだけど、やっぱりプライベートな時間まで肉体テキ苦痛を味わいたくないじゃん…てなワケでついついお手軽な方向へ走ってしまうのよ。スーパーの鮮魚コーナーのお刺身でヨシとしてしまったり、カンタンに作れる調合済み調味料を利用したお惣菜などに頼り、堕落した食生活にまでは至っていないが以前に比してその“手造り度”は確実に低下している。
先日も(たまにはレトルトでもいいから美味いカレーをパパッと食べたいよなあ)なキモチになって哀愁のイナカ町にあるヨソの地方資本のスーパーでレトルトカレーコーナーを漁ってみた。おぉ〜なかなか地方色豊かな製品も置いてあるじゃん…てなことでその幾つかを購入してきた。このカレーもその一つでパッケージには「カレー好きなら知らなきゃ損する。噂の名店」とキャッチコピーがあるではないか。なにぃ?東京半蔵門プティフ・ア・ラ・カンパーニュ…かい、知らねえなあ。そんな有名店も初めて聞くイナカ者でスミマセンですね。それにしても長〜いナマエじゃん。

最近は個人経営の名店を冠した食品を大手食品メーカーが手がけることも多くなっている。これまでは地方の中小メーカーが観光協会や町づくりプロジェクトと共同開発した製品だったり、大手でも業務用中心のメーカーがどこかにOEMしたものだったが、こうしてエスビー食品さんやハウス食品さんといったあたりにそうした取組が目立つようになってきたのは自社ブランドとの競合というリスクを犯してもそーゆー個人店の名物が売れるようになったから…と云うのもネット社会の情報氾濫と消費者ニーズの分散化が原因だろうな、面白い時代である。
お味は“ザ欧風カレー”とでも申し上げたらよいのか、炒めタマネギとバターやクリームのコクが豊かに香るカレーとなっている。牛肉の塊もゴロゴロとまでは言えないけれどお値段のワリには多めに入っていてひどく寂しい思いをすることはない。ただ最近は一人前¥100以下のレトルトカレーでもかなりレベルが高く満足する商品が多くなっているので、こうしたグレードの商品をどう解釈してゆくかは難しい判断が続くのよ、お値段をニラんだりもしなくっちゃあならないしね。


S&B エスビー食品株式会社
http://www.sbfoods.co.jp/

プティフ・ア・ラ・カンパーニュ
東京都千代田区一番町 8-13
日興ロイヤルパレス一番町 1F


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虹って見つけるとすごくハッピーなキモチになるんだけど
たいていは午後か夕方なんだな
こんな風に朝から…ってのは珍しいよね



5:13AM, August 03. 2014. @Fujinomiya-City