(173)日清焼そばUFO-BIG『ブラジリアンシーフード』

攻撃的サッカーを掲げ颯爽とアジア予選リーグを駆け抜けたまではカッコよかったけれど、2014ブラジルでの本大会では勝利をひとつもあげられずに一次予選で去ってしまったニッポンチーム…大勢のサポーターを落胆させたとは云ってもずいぶん楽しませてくれたじゃないか。

Jリーグが発足した1993年はFIFAワールドカップ・1994アメリカ大会アジア地区予選でニッポンチームが“ドーハの悲劇”と呼ばれる印象深いゲーム展開で大会出場が叶わなかった。当時の監督はハンス・オフト氏、その後1998年フランス大会は岡ちゃんでアジア予選は通過するも一次敗退、2002年日韓共同開催大会がフィリップ・トルシエ氏で決勝トーナメントに出場、トルコに負けて終わっちゃったけどこのあたりから徐々にレベルが高くなってきた。ところが2006年ドイツ大会では指揮を執っていたジーコ氏の無能さがモロに出て無勝で一次予選敗退、しかし再び登場した岡ちゃんが指揮した2010年南アフリカ大会では決勝トーナメントまで進出しそこでのパラグアイとの死闘にファンは熱狂した。強くなったぜニッポン!てな感じのところにザッケローニ氏が大きな期待を背負って就任したのよね。「目標は頂点」と公言して憚らなかったのは監督だけでなく多くの代表選手もであって、そりゃ大多数の国民がソノ気になっちゃったってシカタのないことだと思うよ。

まあ結果のことはさておいて、やはり10年・20年前とはずいぶんレベルの違うチームであったと思う。本当に世界に通用する優秀な選手が多く在籍するチームだった。このことってスゴいんだよね…勝ち負けとは別のハナシでさ。ところがね、ニッポンはサッカーがソウルスポーツではないアジアのチームなのに飛躍テキにレベルアップを遂げたのは事実なんだけど、欧州や南米その他の国々も同じだけ進歩してたんだよ。そりゃそうだな、どの国だって必死さ…だから圧倒テキに強いと思っていたチームがそれ以上にフォースをかけてくるチームにカンタンに崩されてゆく姿を我々はメにし現実のポジションを改めて認識するわけなのよ。前回の日記にも書いたけどFIFAランキングってのはダテじゃないんですな、歴史と伝統に裏付けされた視点がそーゆー序列を構築するのである。
だけど楽しかったなあ、今回大会のニッポン選手のシゴト。美しくて流麗な動きと安定感はあんまり負ける気がしないほどだった。まあこれからはメキシコ人監督のアギーレ氏がタクトを揮うというからその実力をとくと拝見したいものだと思う、乞うご期待ってところか。でもアギーレって仮面ライダーみたいなナマエだよね…ってカンケーないし、カップ焼そばのことはドコに行っちまったんだい!最初っから最後まで脱線じゃないか。
だってねえ仕方ないでしょ、サッカーワールドカップに因んだ商品なんだし、そのニッポンチームの結末にはガックリ虚無感たっぷりどっぷりなんだからさ…その思いは書かずにいられないのよね。まあ言い訳はいいからサッサと本題に戻せよ…
このカップ焼そばはトマト風味の強いソースでシーフード中心の具材なんだけど、なんだかこの前に食した『ブラジリアンチキン』とあまり印象が変わらないお味のような気がするなあ、個性テキなスパイス使いのせいなのか結局はブラジルの根底に流れる食文化の強さに押されまくってしまったニッポンの食品なのよね。異文化の吸収消化はそうカンタンにはゆかないのである。


日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/


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台風接近が伝えられる昨日夕方の富士山
終日傘雲でした…


5:45PM, August 08. 2014. @Fujinomiya-City