でらうみゃ~でかなわんわ(150)

噂のにゃごやモーニング その105 「 COFFEE TAKAI 」

なんでもない県道に突然現れる山小屋ログハウスの喫茶店

どうにも落ち着かない性格と言いますか、飽きっぽいんでしょうかねえ、小牧・春日井方面への通勤経路をこれまで何度も変更しました。所要時間や距離、クルマの燃費、混雑・渋滞などのストレス指数、そして何より走っていてエキサイティングなものを感ずるか出会うか…いろいろな要素を鑑みて現在のルートに落ち着いてはいますけれど、まあこの先またどんな気まぐれが生ずるかは判りません。

そんな旧通勤ルートわきに在るお店です。なんでもない県道に面してはいるもののちょっと奥まった配置なので、遠くから見つけては「あっ、そこ!そこよっ!…ソコがいいの。うっふぅ~ん」違う!そうじゃなくって「あっ、あのお店ですね」とはゆかないわけです。TAKAIという看板に気づいたときはもうクルマは真横の位置なのでありまして、急ぎハンドルを切って駐車場に…という芸当は追突事故を誘発する原因になるので躊躇われるわけですね。

喫茶TAKAI店内_191022 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ネットでの情報も少ないし営業時間や定休日など定かではない状況でしたけれども、先日ふと思い出しダメ元で行ってみました。おぉ~ラッキイなことに開店しているようです…早速入ってみましょう。

外観は三角屋根の山小屋風ですがインテリアもその続編なのでありまして、ここが名古屋市の西部に位置する「あま市」の一角だとは容易に理解できにくい建築なのですね。信州・八ヶ岳高原のリゾート地にあるペンションや飲食店だと言われても疑うヒトはいないでしょう。
お出迎えはケロ助のポスト、イーゼル風のメニュー立てや銅製の小物がリゾート感をくすぐるテーブルセット、なにより温もりのあるウッディーな店内に漂う木の薫りが騒音や喧騒と趣味の悪い繁忙に蝕まれた生活から隔離してくれるわけです。

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コーヒーをお願いするとご主人から「小豆餡は食べられますか?」と尋ねられました。もちろんボクはオッケーなのですけれども、アンコがダメってヒトもいるのかなあ、そうジャムのほうが好きってヒトもいるのでしょう。とにかくこちらのお店ではアンコがデフォルトになっているようなのです。

ほどなくしてモーニングのサービスセットが運ばれてきました。背高のコーヒーカップで容量はマグカップほどはあるでしょうか、美味しいコーヒーを存分にいただけるのは有難いことです。

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COFFEE TAKAI のモーニングサービス   Ernst Leitz Elmar 3.5/50  SONY α7

たっぷりの千切り大根生野菜サラダ、塩茹で枝豆、温泉玉子…とプレートの添え物は個性的で楽しいものですが、何と言ってもトーストのパンが「ゴマ食パン」を使っているところが際立っています。
これがまたプチプチした食感だけでなく、香ばしい風味がたまらない逸品なのであります。やや強めにつけられた焼色がこの「ゴマ食パン」の美味しさを最大限に引き出す…ということを知っているのは、何年もそれを使い続けている店主殿ならではのスキルかと思います。
ですから始めはそのままで素のテイストを愉しみ、後半戦にアンコ投入でリッチな味わいを堪能する…そんないただき方がいいのではないかと。でらうみゃ~でかなわんわ。

静かな店内でホッとひといきつきます。そういえばここ何年か八ヶ岳方面に行ってないなあ…シゴトの忙しさにかまけて自分を見失ってない?なんて、ふと思ってみたりもしました。


COFFEE TAKAI
愛知県あま市七宝町沖之島高畑 52
TEL=052-444-6878
ACT=8:00-18:00 月曜のPMが定休(祝日の場合は営業)




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