■ 人気商品をダウングレード?
ちっ、カップ麺かよ…矢鱈にゼイタクなものを食ってばかりでさ、奴もとうとう困窮してきたようだな。
ま、自業自得ってことでしょ…。
な~んて声も漏れ聞こえてきそうですが、半分当たっていて半分は残念でした~と後ろ向いて舌をペロってします。確かにミエをはって少々はユトリあります風に珍しいものも購入してはおりますけれど、野放図な支出が当家の経済政策に悪影響を及ぼすようなことがあってはならないので、まあソコソコのところで緊縮予算を組み「二位でもいいんだよ」と言い聞かせております。あ…あの二重国籍のバカ女が「二位じゃダメなんですか?」と恫喝した目的とは違いますからね。
そのカップ焼そばです。過去には「焼そば大将」と題してこれまで215回もの駄文を書き散らしてきたエロおやぢでありますけれど、このところわざわざ取り上げて食すようなカップ焼そばが見当たらなかったこともありますし、また正直言って喰い飽きちゃった~みたいなファクタが大きく占めておりましてね、最後にエントリーしたのは昨年の春ごろでありました。
いや~ご無沙汰でしたね、でもたまにはオッケーだよって言って下さい…少しは気が収まりますから。
今回のものは、年間販売量が約三億食というメガロングセラーである「マルちゃん焼そば」(生麺)を " カップ焼そば " に仕立てたものです。先日その秋限定バージョンである「ほたてバター醤油味」をいただいたばかりですが、元来が焼そば好きなのでそのスタンダードなタイプをデチューンしたようなカップ麺についついテを出してしまったわけです。
生麺タイプのマルちゃん焼そばは添付されている " 粉ソース " のお味がなんともイナタいものなので、そこが多くの方々のココロを惹き付けるお味なわけですけれども、このカップ焼そばバージョンでもそこはキッチリと踏襲されているのでありまして、巷の大方のカップ焼そば商品が液体ソースにアップグレードされている風潮を、あえて " 粉ソース " 仕様にデチューンして世に問う姿勢は東洋水産さんの自信の程が窺えるってものでしょう。
さて実際のところはいったい…と期待していただきましたが、ん~やっぱりカップ焼そばの典型テキなお味にとどまっておりますな。いや、けっして不味いわけではありません、ダウングレードではなくステージ違いで勝負するフツーの美味しさがあります。まあ話のタネとして面白いんじゃないかと…生麺マルちゃん焼そばの片鱗も微かに感じますし。