■ お蕎麦屋さんのご馳走テイクアウト
なんとお蕎麦屋さんで " 極上の栗スイーツ " を食したのは少し前のことですが、その時にテイクアウトの『焼鯖寿司』も購入してきました。過去に何度か食したことのあるそれは非常に繊細に調製されたお寿司でしてね、もう絶対に美味しい!ってことは判り切ったことなのでイチもニもなく包んで頂いた次第です。ついでにヨコに置いてあった『だし巻き玉子』と、やはりお蕎麦屋さんらしからぬスイーツのアレ…そうアレですよ、それも一緒にお会計を済ませました。
まあアレは食後のお楽しみってことにしておき、先日半分ほど飲って保管してあった諏訪泉純米酒の続きを愉しむわけです。やっぱりお寿司には日本酒ですよね、殊に質の良いものであれば申し分なし、夏の二度越しをした貯蔵酒ならではのコクが焼鯖のファットな旨味に負けないチカラ強さを発揮してくれます。
あぁそれにしても美味いです、この焼鯖寿司。バッテラによく使われる白板昆布を重ねてありますので、お味はジツにマイルドかつ味わい深い旨味が加わり、ただの焼鯖寿司と一線を画する品格がありますね。竹皮に包まれたヴィジュアルもキブンを盛り上げてくれますよ。
ひとつひとつに実山椒が添えられているところも気が利いております。これが有ると無いとでは雲泥の差ですね、食べやすさだけの食味食感にピシッとスルドい刺激を与え、ガキには解んない世界を創り上げております。
『だし巻き玉子』も崩壊寸前の形状保持で、舌の上でふわりと優しく溶けるようにその旨味を拡散します。困るんですよねえ…こーゆーものをいちど食してしまうと、いざテメーで作った時に落差が如実に感じられて、もう口惜しいったらありゃしない。
そいうったフクザツな心境に陥ってしまうのですけれど、この満足感は並みのものでは得られませんね。もしかしたらお蕎麦をいただかなくても『焼鯖寿司』だけ買いに行くのもいいのかなあ…大丈夫ですよね。これから年末に向って忙しくなりますから、たまにはテイクアウトのお寿司で済ませたっていいでしょ。
そんなスボラを今から考えながら件のスイーツ、アレをいただくわけです。うふふ♪『そばカヌレ』です、今やすっかりカヌレに味をしめてしまったエロおやぢでありますが、蕎麦粉でカヌレねえ…とオドロキもあります。
あぁやっぱりこれも美味い、お味はずばりカヌレ。蕎麦粉の片鱗は微かではありますけれど、しっかりカヌレしてますよ。いちおーブランドとしては " 富士山麓蕎麦菓子工房 味源 " となっておりまして、お店の女将さんの気合が並々ならぬものであることを示しています。
◆ 手打ち蕎麦 味源
静岡県富士宮市三園平255
TEL=0544-27-4041
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