秋の土用丑  

 “ウナギを食べてスタミナ増進させよー”というのは何も盛夏にのみ限ったコトではない。
秋にだってちゃんと「土用丑の日」があるのだ。そういえば去年も忠実にジッコーしたような気もする。



 中秋の名月に和菓子とか紅葉に老舗の折詰などもう少し文化テキなエントリーを掲げたいトコロなのだが、速効実質&とにかく酒といった生活水準からは気の利いたタイトルなど生まれるべくもない。
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 いつもはカットしていない長焼を買うのだが、昨日はそうしたイベントの日でもあったためか魚屋ではお買い得プライスでボクの迎撃作戦を開始していた。
「秋の土用丑…ムムッ」
串打ち済の国内産鰻はためらいといった感情を瞬間的に消去し、ドンブリによそった白い飯の湯気だけが脳裏に浮かび上がる。
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 ウナギとくりゃー日本酒だろ〜、とワンカップの樽酒をカゴに。蒲焼や刺身で本日の予算は使い果たし、四合瓶は買えないのね。
ちょっと寂しいけど…まぁいっか〜。

蒲焼は一度蒸しなおしてさっと仕上げに直火焼してやる。
柔らかさも香ばしさも復活し、まるでお店で食べているような素晴らしい味を再現できる。

炊きたての白いゴハンに鰻の蒲焼き…粉山椒たっぷり振って…
あぁ…おいしい…。




AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70 F3.5-4.5G / Nikon D40