■ 一の丑は『うな重』で
待ちに待った土用丑であります。何でかって、そりゃ堂々と鰻の蒲焼が食べられるじゃありませんか、平素ならば「ちょっとゼイタクかな~」みたいに多少のヒケ目を感じつつ…ってところを大義名分を与えられての摂食ですからね。
昨年は哀愁のイナカ町スーパーで焼きながらの店頭販売をしていた浜名湖産を購入してきましたが、今年はシゴト帰路ルートの都合で隣町にある岐阜県系スーパー某Ⅴでのお買い物です。
スーパー某Ⅴでも炭火焼店頭販売をしておりましたが、店内で販売しているものと一緒のウナギだったのでヤメにして、フツーに店内販売されているパックをカゴに入れました。購入したものをそのまま食すならば前者の方が美味しいと思いますけれど、不肖エロおやぢの場合は長焼を1/2にカット&串打ちし、ステンレスセイロで蒸してから再び焼く…というとってもメンドまちっくな調理工程を踏むので、ベツに炭火焼してなくたって変わらない…と云うよりもあまり加工してない後者の方が逆に美味しくいただけるからなのです。
ゴハンも新たに炊いて準備は完了です。庭の山椒の若い芽を収穫し、安物だけど奈良漬も用意しました。あとは酒だけだな…って結局ソコかい。
あ~美味い、極楽でやんす。このところシゴトがキツくて疲れ果てていたからね、こーゆースタミナ系料理をいただきたかったんです。それにしても美味いなあ…先日和食処「まさご」さんでいただいた『うな重』に勝るとも劣らない美味、お家だとテマヒマはかかるけどこれだけイケるなら自信持っていいかな。
もちろん粉山椒はマストなお供ですが、ひと味違うのは生の山椒ですね、う~ん香りが全く別物だぜ…ちょいと高級な料亭みたいでしょ?って自慢したくなります(既に自慢してるイヤな奴)。
そして安物なので若干頼りないお味の奈良漬ですが、やはり『うな重』には奈良漬がよく合いますね。って誰が決めたの?どうして合うの?とギモンは次から次に湧いてきますが、もう疲れた脳ミソには追求し考えるヨユーはありません。
相棒は地元の名酒「富士山」であります。がつんと来るタイプの本醸造ですが、古典的な味わいの日本酒で甘辛いウナギの蒲焼によく合います。流行りのヤワな酒ではポンっと弾き返されそうですね、滋味深い浜名湖産うなぎに正面から対峙出来る力量が嬉しいではありませんか。
鰻も美味しい、酒も旨い…そんな土地に生まれ今こうして生活できるヨロコビがあるわけでしてね、これはジツに幸せなことなのだと噛みしめなくてはなりません。
■ 文月の庭風景 枯れ紫陽花
戻り梅雨なんて貴重な体験をした本年でありますが
先の梅雨で咲いてしまった紫陽花はカレカレ進行ちうなのです
フツーの紫陽花は花の終わりにカットして整えておきますが
ニッポン固有種の額紫陽花のほうはナチュラルフェードを狙ってましてね
意外に色味が残っているところがまた面白いと思うのです