炊飯器から立ち昇る湯気の色さえ違うのである…なんてコトがあるワケはないのだが、いつもとは全く違ういい香りがリビングに満たされているのは間違いのない真実なのだ。
炊きあがりメロディーが流れると矢も楯もたまらず開けて見たくなったのよ。ウ〜ム、スバラシいツヤではないか!いかにも新米なのよーと言わんばかりにふっくらとコメが立ち「早く食べてね、うっふ〜ん♪」と微笑みかけているのである。
ごくフツーの炊飯器ではあるがやはり素材の持つチカラは非常に大きいようで、当家御用達の特価米ではこのような歓待に預かったコトなない。
ボクはハリキってナスや胡瓜のヌカミソ漬や宮崎のタクアン、兵庫のイカナゴ釘煮、佐賀の海苔、母君手製の梅干しなどを準備して待ち構えていたのだが、正直いってその必要はなかったのよ…
ゴハンそのものが美味しくて、オカズがなくてもサイコーにシアワセなキモチにさせてくれるのね〜。ウワサには聞いてはいたが、本当にコメだけでオカワリできるゴハンがあるものなのだ。
それにしても一度このようなモノをクチにしてしまうと「いったいこれからどうしよう…」なのである。
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