北海コガネで「じゃがバタwith函館イカ塩辛」


釧路に住んでいた高校生のころはちょっと風変わりな朝食が時々当家の食卓にのぼったものだ。

今では考えられないコトだが朝から「じゃがバタ」なのである、しかもそれオンリー。飲み物は牛乳をたっぷりと…というなかなかにカントリーな食事なのだが、思いだしてみればハラ持ちもよく、また栄養価テキにも十分な要素を持っているのだ。
米飯食と比較すると蒸したジャガ芋はたんぱく質や脂質・炭水化物とカロリーは約半分だがコメには含まれない無機質を多く有し、熱によって破壊されにくいビタミンCを緑黄色野菜並みに持っているという点に注目すべきだろう。コレだけで食事を終えてしまえば健全なダイエット食として堂々と通用するスバラシいバランスなのね。
若干不足気味なはたんぱく質・脂質・炭水化物はバターが補い、とにかく食べモノへの要求度が高い中高生の胃袋と脳ミソに過不足のない栄養を供給するワケなのである。

朝食を食べない習慣のコドモが増加しているらしいが、人間としての将来と健康を考えるならばキチンと準備をしてあげるべきであり、またバラエティーに富んだ食事の選択肢のひとつにこうしたレシピがあってもよいのではないか…と考えるのよ。
もっとも最近は朝食を抜くオトナも少なからずいるワケで、ジブンがやらないコトをコドモにしてあげられるハズもなく嘆かわしい状況なのだ。
ガッコーも食育とやらをコドモたちだけでなく保護者にもするべきなのではないか!とボクは強く主張したい。
と酔ったアタマで吠えるオジサンは十勝のジャガイモには雪印北海道バター、そして噂に聞いた“イカの塩辛のせ”といういかにも「酒モッテコイ!」みたいな一品を準備してしまうのだ。
もちろんビールは北の雄サッポロビールの限定ラガーなのよぉ♪

いや〜、美味い…
イカの塩辛とじゃがバタがこんなに合うなんて思いもしなかったのだ。
まだ酒に溺れるコトを知らない高校生のコロでも、当時からコレを知っていればハマってしまっただろうなぁ〜などと遠くを眺めるような目つきをするヨッパ…
昨晩の優れた肴だったのである。