ハンセーの朝食『真イワシの目刺』

調子に乗ってはイケない。畜肉系動物性蛋白質&脂肪の執拗な誘惑は、まるで麻薬中毒のようにカラダを蝕みやがてアノ悪夢が現実となってゆくのは解り切っている。
が、喰いたいモンは喰いたいんだよねー。だからこうして“ハンセーの朝食”と称する伝統テキかつ健康に留意した食事を間に挟み、なんとか「快楽の続きよもう一度」のためにコンディション調整を心がけるのである。

日本近海で漁獲されるイワシは概ね三種類で“真鰯(マイワシ)”“潤目鰯(ウルメイワシ)”“片口鰯(カタクチイワシ)”となる。それぞれに食味の特徴があって、脂の乗り具合や魚体の大きさで加工や調理方法を変えては楽しむコトになる。
イワシは体側に黒い斑点が並んでいるのでスグに判別できるし、大体において魚体も大きなモノが多い。魚屋の店頭などで“天ぷら・フライ用”として販売されているものはこのマイワシがほとんどだ。もちろん刺身やタタキで食しても脂が乗っていて大変美味しい。
刺身ならカタクチ、干物ならウルメ…といった大まかな用途は地方や季節によっても変化するのものの、やはりその特長を活かす食べ方なのだなぁと、店頭に並べられた製品を見比べるのもナカナカに楽しいものだ。
このマイワシの目刺は九十九里のもので、スーパーの干物コーナーで8尾¥99という激安価格で販売されていたものだ。チョ〜安いのにチョ〜美味しい♪ ワタのほのかな苦みと豊かな脂が、焼けた香ばしさと潮の香りで素晴らしいものになっているのだな。
ちょっとイワシの実力を見直してしまった朝食なのである。










昨日夕方の富士山
一日中見えていなかったのに、日没直前になって突然その姿を現しました

2009.05.30. 17:58 @Mannohara, Fujinomiya-City