ちょっと忘れ物『肉ヤサイ炒め』

ミョ〜な報道のために店頭から一時消え去ったモヤシもようやく落ち着きを取り戻したと思っていたら、このところの不況のせいかオカズに利用する家庭が増えているらしい。


先日などは「節約のために3食ともモヤシを食べています」とテレビ番組のインタビューに答えている若い主婦を見て、ナニも3食全てで食べなくたってホカにも安くて美味しい食材はいくらでもあるだろうに…と半ば呆れてしまった。よほどレパートリーの少ない御方に違いない。
まぁそうは言ってもヤサイ炒めにはモヤシが入っていないとサエないものなのであって、シャキシャキ食感と何にでも同化してしまう淡い味が欠かせない存在なのだな。
この日はベツの食材を購入に行ったスーパーでそのモヤシが特売になっていて一袋¥25と特にバカ安かったわけでもないが、通常なら¥38ほどしている「成田もやし」がそのお値段なら買いである。ヨシヨシ今夜の夕食に活用させていただこう…と二袋購入した。
豚肉の切落し・ニンジン・ニラ…とごくごくアタリマエの『肉ヤサイ炒め』は鶏ガラスープと塩胡椒のみのシンプルな味付けだ。炒め油を加熱するときにニンニクや生姜・鷹の爪といった香辛料でアクセントをつけてやり、仕上げには醤油を少々ジャッと焦がし入れてやるとプロっぽい仕上がりになる。もう少し火力が強ければ使えるワザもあるのだが、家庭ではこんなもんで上等だろう。
しかし少々ザンネンなコトに気づいてしまった。「今度ヤサイ炒めをするときにはコレを入れよう♪」と購入してあった“キクラゲ”があったのに…
モヤシを安くテに入れてウカレていた上に、早くビールが飲みたくてと云うアセリが生んだ失敗。もしかして次回もまた忘れるかも…という不安も脳裏をよぎるのであった。



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