ピーマンとモヤシの炒め物(略称)
世の中には「そうとは知らなかったよ」みたいな長い名前のものがいくつもありましてね、例えば画家「ピカソ」ね…パブロ・ピカソってところまではご存知の方もいらっしゃるかとは思いますけれど、正式には
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダー・ルイス・イ・ピカソ
となるわけでして、とても憶えられるものではありません。
また国会報道などでよく耳にする「テロ対策特別措置法」なんですけれども
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法
なんてのが法律上の名称なのでありまして、国会では議長を始めとしたみなさんはこんな長いナマエをいちいち噛まずに読み上げているのでしょうか。
そしてフレンチのレストランなどでメニューブックに載せられている料理名に
フランス産鴨肉の燻製と北海道産ホタテ貝柱ムースのレタス包み蒸し 生エゾ雲丹とフェンネルのプーレット 有機自家栽培の香草を添えて
などとよくメにするわけですな。まあワケのわかんないカタカナ専門用語だけよりはイメージしやすくていいんですけれど。
そんなわけで本日の料理にも正式な名称を与えてみようかと思いましてね…
ピーマンとモヤシそして静岡県産豚肉と久能山東照宮献上生キクラゲのタマゴ炒めゴマ油風味 イナカのセブンで売っていた生トウガラシを添えて
おいおい、いーかげんにしろい!と叱られそうですな。
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いや〜『ピーマンとモヤシの炒め物』で充分でしょ。中華料理屋さんでも「ヤサイ炒め」にはヤサイだけじゃなくてニクやキノコも入っているし、お店によってはナルトも入っていたり生タマゴがトッピングされていたりとかするじゃないか。おいおい頼んでいないモノまで入ってるぜ!なんて文句をつけるヒトもいないしねえ。
たまにはいいもんですよ、こんな塩味の炒め物。ただ生トウガラシは意外に強力でしてね、食しながらヒィ〜みたいな…ちょっと笑える炒め物でした。