羊も夏バージョンへ…毛刈り見学 そして『朝霧ヨーグル豚丼』

知人が朝霧高原で羊を飼育している。乳を絞ったりジンギスカンにして喰ってしまうためではなく、その羊毛でクラフト制作をするコトがモクテキなのである。

山梨県青空弁当をした帰り路に立ち寄ったその「羊家」さんのオーナー殿から
「羊の毛刈りをするから見に来ませんか?」
とお誘いを受けたのは少し前のハナシだった。てっきりご自身が飼育されている羊クンたちのコトかと思ったら、なんと女優・工藤夕貴さんの農場で暮らしている2頭の羊を夏バージョンにする作業だと云う。
天候や湿度が毛刈り作業の効率に大いに影響するらしく、雨で湿っていたりするとカットがものすごくタイヘンで乾燥した状態の日を選らばなければならないと話してくれた。工藤さんの羊の毛刈りは本当はもう少し前に行う予定だったがこのところの雨天続きで思ったような日程が組めず、とうとう梅雨入りとなってしまった。昨日の土曜日はピンポイントで曇天、まぁ雨さえ降ってなければ…と云う事で決行なのである。

   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

到着すると丁度毛刈りを始めたところだった。いきなり外来者が来て羊も神経質になっているのでソッと近づいてゆくように…と注意をいただきジワリと傍に寄って行ってはトックリと見学なのである。
ときどき暴れはするが羊はなされるがままに毛を刈り取られている。てっきり電動バリカンでも使ってビィ〜ンと刈ってゆくのかと思ったら、チョキチョキと握り鋏で毛をカットしている。電動バリカンは確かに作業は早いが採れる毛足の長さや仕上がりは鋏による手作業に分があると云う。
ソレでも一頭分の羊毛を刈るのには1時間弱の時間を要するタイヘンなシゴトだ。

羊家オーナーの小笠原さんは北海道十勝の幕別という町のご出身だ。ワインで有名な池田町と帯広の中間に位置する町で古くから農業や畜産業が盛んだったエリアである。幕別少子化と産業構造の変化のためか人口も減少しているし大手の乳業会社の工場が閉鎖・撤退してしまったりしていてナカナカに苦しい地方運営財政らしい。
懐かしい北海道のコトや羊の飼育の話など、しばしの間とりとめのない会話を楽しませていただいた。2頭分の羊毛はオトナがひとかかえでは持ち切れないほどふんわりとたくさん採れたのであったが、うっかり写真を撮るのを忘れた。

この日は工藤さんにはお会い出来なかったがこうした圃場やトナリ町にも水田を持っているのでしょっちゅうココにはアシを運んでいるらしい。
彼女が経営するカフェレストランの「カフェ・ナチュレ」は以前に一度北陸のエロ将軍とコーヒータイムしたことがあるのみだ。しょっちゅうこのお店の前は通りかかるがいつも駐車場は満杯でたまには有機野菜のカレーでも食してみたいなあ…と思いつつままならないのである。
ご本人が“金スマ”などに出演してはココの話などを披露したせいか、この日も開店から県外からの客で満席になってしまっていてますます遠のいてゆく食事だ。


CAFE NATUREL(カフェ・ナチュレ)
http://www.youkikudoh.net/
静岡県富士宮市人穴346(人穴小学校に隣接)

TEL=0544-52-1788
ACT=11:00 → 17:00 火水定休
地図


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「へへっ、工藤さん家でカレー食べちゃうもんね♪」
皮算用をしていたボクはシカタなく別のお店を探すのである。ミルクランドは観光客でいっぱいだしイデボクのハンバーガーは美味しいけど高いしなぁ…と逡巡しながら富士宮市街地への道を下ってゆく。

白糸の滝に続く県道沿いに以前からある「茶の駅」と呼ばれる小さな販売所がある。近隣の農家の農産物や地元産品を扱うお店で、朝霧高原で肥育される豚や鶏を使った加工食品も置いてあって何度か利用したことがあった。
富士宮焼そばや静岡おでんなどの軽食は以前から提供していたのは知っていたが今回通りかかってみると“ラーメン”や“定食”といった幟が旗めいていて「おっ♪」とメガーヌを停めてしまったのである。おや?ココは富士宮焼そば麺を製造する曽我めんさんのスグそばではないか。
店内スペースの一部を利用してテーブルやイスが置かれ、以前のような立ち喰いテキなフンイキから飲食店然とした様相に脱皮していたのであった。そして手書きポップに書かれた文字は
『好評! ヨーグル豚丼 650エン』
という魅力に満ちた献立だ。
お〜しソレソレ!とお店のかわいいおねーちゃんに注文するエロおやぢなのである。あ〜ココでスタイリッシュなカレーランチから一転してドンブリものを食すとは思わなかったなぁと苦笑いなのではあるが、なにせハラが減っている上に豚丼とくれば何も申し上げるコトはない。
使用する豚肉は“朝霧ヨーグル豚”というナチュラルな育て方をしているブランド豚で、高級なレストランや飲食店で使用されるこの辺りの名産豚なのである、コレは嬉しいではないか。
甘辛さは控えめのタレでタマネギと一緒にソテーされたヨーグル豚は適度な噛み応えと良質なポークの旨みがいいカンジだ。トッピングされた白菜キムチと青葱がいいアクセントでアグアグわしわしアッと云う間に平らげてしまった。
特にスゴイ!といったモノではないが安心して食べられる美味しさで、誰もがニッコリと「ごちそうさまでした〜♪」と言えるドンブリなのであった。



朝霧ヨーグル豚販売協同組合
http://www.siz-sba.or.jp/asagiri/


茶屋食
地図








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う〜様
朝霧には ルイビ豚 ってーのもあるんですよ(笑)
おはようございます! いや〜マジなハナシですねん(´・∀・`)
正体は「ランドレース(L)とヨークシャー(Y)を交配し、バークシャー(B)を掛け合わせた豚を『LYB豚(≒ルイビトン)』と名付けた」ってなモンでして。ソレはまだ食べたコトがないのでそのうちにとは思ってるんですけどね…
毛を刈られた羊ってヤギみたいでさ \(≧▽≦)丿 ナサケナイ姿ったらありゃしない(笑)
でも羊毛のカットを見ながらジンギスカンが食べたくなってきたのはボクだけでしょうかノ(´д`*)



みいさん
こんにちは! もうムケてますけど (笑)
ソノ皮のハナシじゃない? こりゃシツレーすますた…(≧∇≦)b
工藤さんは朝霧で野菜の有機栽培の傍らトナリ町の芝川に水田を借りて稲作…に終わらず酒まで(笑) いいですねぇおサイフにヨユーのある方は。
きっとお忙しいのでしょうけどね、生き物を育てるとハマっちゃうらしいですよ。
そうそう、ダッシュ村見ました! アレはいーとこしか放映しないので楽しそうですが、実際はけっこージミチでタイヘンな作業なんですよ。 ボクもやってみたいな〜♪なんて言えませんでした(笑)