■ 富士山麓・朝霧高原で育つ " セレブな豚 "
よく利用するJA系産直市場には精肉のコーナーもあって地元で肥育されている豚肉も並んでおります。何度か紹介させていただいた「ヨーグル豚」(ヨーグルとん)に「LYB豚」(ルイビとんではなくルイビぶたと読みます)と、なんだか駄洒落あるいはオヤジギャグみたいなブランドが誇らしげに披露されております。
ところが先日見慣れない新たなブランドを見つけました。その名も「セレ豚」… "セレぶ~" って読むみたいです。う~ん、セレブですか…完全にルイ・ヴィトンをオマージュした「LYB豚」を意識した命名じゃありませんか!…ってねえ、ジツはどうも同じ生産者さんらしいのですな、そーゆーコトのスキな御方なんですね、楽しくていいなあ。
ちょ~希少品種の「満州豚」をルーツに持つこの豚肉、お値段もセレブでありまして国内産銘柄豚肉の中でもダントツの高価格設定なのですよ。まあフツーならエロおやぢとしましてはスルーしてしまう価格帯でありますが、なんとな~くこの日は乗り気になってしまいましてね、いざお試し!ってカンジであります。
素晴らしい肉質です、濃密な赤身の美味さ、溶融温度の低い脂質はトロリと滑らかで旨味もエクセレント!もうサイコーですな、こーゆー豚肉を知って豚肉の定義とその価値観が変わってしまった気がします。ある意味アコガレのセレブのままにしておけばよかったかも…なんて思っちゃったりもしますが、やっぱりセレブは脱いでもセレブなのでありました。
そんな上質な豚肉のソテーですからね、矢鱈な飲み物で迎え撃つわけにはゆかないものです。地元の食材には地元のお酒…それが基本でしょう。
サッポロビールさんの焼津工場で生産している「静岡麦酒」はそういった目的にはぴったりのお酒です。とても上質なお味でプレミアム感に満ちています。いついただいても満足、殊にこういった肴には唯一無二とも思える相性のよさ、なんだかバチが当たりそうな食事ですな。
しばらくはちょっと大人しくしてましょうか、いろいろ支出の多い新年度でもありますしね。