朝霧ヨーグル豚のソテー
ボクの住んでいる場所はいつも“哀愁のイナカ町”などと自虐テキ卑下をしてはいるけれど、けっこー自慢していいこともいくつかあってジツはそれほどナーバスな人生を歩んでいるわけではない。
富士山の南西麓に位置しているせいか水は本当に優良なものが湧出していて、水道水の清浄機やボトルのミネラルウォーターなど無用なのよね。だから市内に四つある酒蔵はどれも秀逸、それぞれに個性ある日本酒を提供しているのであるから酒好きにはたまらない土地である。
そして農畜産業も盛んだ。朝霧高原をバックに控える有利な条件とは水と空気が素晴らしいってことなのであって、例えば某養鶏場では同じ飼料を与えている他県事業所に比べ鶏の肉質やタマゴの食味が断然違うなんて現象も実際あるのだよ。
そんな朝霧高原で育てられているブタですな、今回は「朝霧ヨーグル豚(あさぎりよーぐるとん)」を購入してきた。ヨーグル豚?それは独自開発したヨーグルト状の発酵飼料を与えて肥育しているからなのだそうで、まあ駄洒落みたいだけどきちんと商標登録されている豚肉なのね。
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本質テキな美味しさがよりよく判るようにヨケーなことはせず、超シンプルな塩コショウのみの調味にとどめて食すソテー、いや〜とっても美味いんです。脂質の軽さや旨味に満ちた肉質、豊かな甘みなど一級品としてのブランド価値に自信を持ってもいいでしょう。
朝霧高原ではもうひとつユニークなブランドもあって、それはLYB豚(るいびぶた)という名称で販売されている。以前にそのニクを用いたソーセージを食したこともある。非常に良質なもので美味いのよ、コレなら贈答品の候補としてピックアップしておいていいかな〜と思える。
その顛末はこの駄文日記にもしたためてあるけれど、もともとは「ルイビトン」というナマエで販売していたのだけれど、高級ファッションブランドのルイ・ヴィトンさんからクレームがついて「LYB豚(るいびぶた)」に変更を余儀なくされてしまったという歴史がある。
まあヨーグル豚もLYB豚もそれぞれに佳い点があるので適宜チョイスして豚肉ライフを楽しもうではないか。ウンチクは下記のリンクをクリックするとバッチリ勉強できますよ。それにしても地産地消・ふじのくに食プロジェクトの商品って駄洒落みたいな名称が多いのは土地柄なんですかねえ。
◆朝霧ヨーグル豚販売協同組合
http://www.siz-sba.or.jp/asagiri/
◆LYB豚
https://shop.fujiboku.jp/lybpork