海鮮ドンブリの異端児『宮古の磯丼』

海鮮丼って言えばハデでゴーカなテンコ盛合せみたいなイメージが強いし、実際ドコに行ってもそんな料理が殆どである。まぁ売る側からすれば見た目がキャッチーでないとウカレた観光客などに振り返って見てもらえない…というところもあるのだと思う。

コレは岩手県宮古市にある「魚元」さんという磯料理屋さんが考案したドンブリらしい。開発者のメッセージには

 潮騒のなか
 日の出とともに
 太平洋の恵みが
 港町宮古に水揚げされる
 三陸に旨いものあり
 至福のとき

とあって、人気の三陸の味“いか・めかぶ・いくら”の丼をご家庭で楽しんでもらいたいとの思いで開発したのだと云う。なかなかに優れた塩梅のたれで味付けされ一人前づつパック冷凍されていた。流水で解凍して丼ゴハンにドバッと乗せてやるだけでトロトロズルズルワシワシ喰えてウマウマきゃ〜♪なドンブリが出来てしまうのだな。
そのままでもオッケーではあるがソレだけではあまりに芸がなさ過ぎなので、カッテにとろろめかぶパックを別買いしてゴハンに敷き詰め、刻み海苔をたっぷりバラ撒いたうえにコレを盛ってみたのよ。ええ、キチンと糸切り柚子なんぞもトッピングして少しハイソなフンイキを演出してありますけどね。あ、でもコレってみた目だけでなくて、キチンとトータルなお味に影響するんですよ。美味い♪
この「漁場料理・割烹魚元」さんは駅売りの弁当にもなかなかチカラを入れていて『いちご弁当』(ウニとアワビを磯汁にしたもので炊いたメシ)、『磯の鮑の片想い』(大きな三陸エゾアワビの酒蒸しをまるごと1個&イクラカズノコ・アワビ肝煮・茎ワカメのご飯)、『まるごとあわび弁当』(美しい有田焼容器に分厚い酒蒸しアワビスライスがカニイクラと共にゴハンの上にのっている)など、とことん豪華で高価ではあるもののユニークなネーミングで人気があるらしい。
こうした駅弁と日本酒片手に三陸の風光明媚な海岸線を楽しみながら行く列車の旅…あぁ、アコガレるなあ。





☆ とりええずこのドンブリでその心構えを学んでさ(笑)
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取水口設備の上にいたガマ様
誰が作って置いたのでしょうね
ちょっとイタズラっぽくて楽しいなあ


October 13. 2010. @Anritsuji Temple, Fujinomiya-City